妻に戻る日
2014.05.11 (Sun)
Tさんとの旅行から、帰ってきた日、
ホテルを早く出発したので、自宅に着いたのは、まだ、お昼前でした。
ホテルの部屋で、今朝、シャワーを使ってたんですが、
その後、また、恥ずかしい時間を過ごしてたので、
自宅でも、シャワーを浴びました。
Tさんが望むがままに、楽しみ続けた私のくちびる。
Tさんが望むがままに、触れ続けた私の肌。
Tさんが望むがままに、揉み続けた私の乳房。
Tさんが望むがままに、吸い続けた私の秘唇。
私の身体は、この三日間の間、
そうやって、彼の妻としての役目を、しっかりと果たしていたんですね。
細いシャワーの水滴が流れ落ちる自分の身体を、
私は、愛おしく、なぞります。
そんな、自分の身体に注がれた彼の男の人のものが、
こうしている間にも、だんだんと、身体の隅々に滲み込んでいるんですね。
バスルームを出ると、ドラム式の洗濯機を覗きました。
中には、旅行中に身に着けていたブラウスなどが回っています。
Tさんが、喜んでくれた、黒い下着。
彼との思い出の時間が、こうして、少しずつ、薄らいでいくのでしょうか。
下着姿のままで、鏡に映る自分の身体を眺めます。
その肌は、旅行に行く前に比べても、
なぜだか、ひどく白さを増していて、
夫ではない彼から注がれた、男の人の液お陰なのかと、
ちょっと、憎らしくも思えたのでした。
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