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地中海での過ち7 こころの傾き

2016.10.31 (Mon)


うっすらと、僅かな薄紫の光が、バルコニーに繋がるガラス戸から、
部屋の中に、射していました。

私たちに、こんな、ただならぬ時間が流れている間も、
甲板の乗客の皆さん、さっき見た時と同じように、
楽しい船旅の夜を過ごしていることだと思えました。

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そんな、淡い光が包み込む部屋の中の、広いベッドの上には、
治まらない、恥ずかしい喘ぎ声と、二人の濃い愛液の匂いが、漂っていたのです。

だんな様の、気持ちの良い重さを感じながら、
求められるがまま、くちびるをゆだねると、唾液を啜り合いました。

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身体を繋ぎあい、そして、その人のしるし、
女の身体の奥に、しっかりと迎えたせいでしょうか、
差し込まれてきた舌先さえ、当たり前のように応え、
ねっとりと、吸い合っていたのです。

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まぎれもなく、いましたが注がれた、溢れるような温かな男の人のしるし、
身体の奥で感じされられながら、さきほどまでとは違う、だんな様のこと、
感じていたのです。

「良かったよ、いつまでも、離したくない身体だ」

繋がったまま、そう言うと、もう一度舌先、求めてきたんです。

その時になって、自分の両手が、だんな様の広い背中に廻されていること、
そして、白い太ももが、逞しい腰を引き寄せていることに、
恥ずかしいけど気が付きました。

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これまでに知らなかったような、気を失うかと思えるほどの悦びに襲われ、
何を叫んだのかも思い出せないでいました。

そして、そんな悦びを迎えさせてくれただんな様のことに、
少なくとも、女としての自分の身体が、傾き始めていたのかもしれませんね。



いくらかして、やっと、息遣いが治まりかけると、
しっかりと性器を繋げたまま、
だんな様、上半身をゆっくりと起こすと、目の前の乳房、ゆっくりと楽しみながら、
固くなってしまっていた乳首を摘まみあげると、
また、甘い声をあげた、私の恥ずかしそうな笑顔、見つめなおしました。

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「離したくない、身体なんだね」

そう言いながら、私の肉壺の中で、ぴくっぴくって、自分のものをひくつかせ、
さっきの悦びの瞬間を思い出させるように、ゆっくりと、腰、突き入れだしたのです。

おびただしい男の人のしるしを注がれ、他人ではなくなった身体、
だんな様の求めるがままに、抱かれ続けられようとしていたのです。

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やっと、喘ぎが治まったように思えたのに、ごろりと私の横に寝転んだだんな様。
私の腰に手を当てると、ずるずると、自分の腰に、
力の抜けてしまっていた白い身体、身体の上に乗せようとしました。

「いやっ」って、髪を振って抗ったのに、
求められるままに、だんな様の身体の上に乗せられると、
胸を合わせて、震えるしかなかったのです。

「僕のもの、ほらっ、自分で入れてごらん」

聞きたくもないだんな様の言葉でしたが、
一度、肌を合わせて、他人ではなくなっていたからでしょうね、
私、震える細い指先で、二人の体液に濡れた太い男の人のもの、そっと、握ると、
腰を浮かせ、自分の秘唇に、擦り付けたのでした。

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あぁ、でも、恥ずかしくて、そして、大きすぎて、
私、押し開こうとしたもの、受け入れられないでいたのに、
だんな様、自分から、腰、浮かしだしたのでした。

「君が、僕のもの、飲み込みだしたのが見える。ほらっ」

男の人のもの、自分の秘唇、ゆっくりと押し開きだしたのが分かり、
私、恥ずかしい桃色の細い声あげながら、
彼の突き上げに合わせるようにして、腰、下ろしてしまったのです。

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下から伸ばされてきた両手に、たわわな乳房をいいように揉み上げられながら、
跳ね上がるように、突き入れられる男の人のものに、
驚くほど、あっという間に、悦びのときを、迎えさせられました。

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そのまま、悲鳴のような、悦びの声、上げさせられた後、
力の抜け切ってしまった身体、二人の汗と体液に濡れたシーツに寝かせられると、
私、ふかふかの、枕逃げるように抱きしめたのに、
両手が添えられた腰、持ち上げられ、後ろから身体が覆いかぶさってきたのです。

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溢れるほど、愛液を滴らせた秘唇に、だんな様の男の人のもの、
一気に、身体の一番奥の肉壁に届くと、私、仰け反りながらも、
その動きに合わせるようにして、狂ったように腰、振っていました。

夫には聞かせられない、動物のような恥ずかしい声、
いたたまれなくて白い枕に顔を埋めましたが、
後ろから回されてきた両手に、乳首、摘まれ、
もう、泣き声をあげならが、髪、振り乱していたのでした。

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そんなして、許されない、身体のつながり、
だんな様の、求めるがままに身体を開き、他人ではなくなった時間を終えた私。

その間、主人のこと、一時も思い浮かべることなく、
自分の熟れきった、女の身体の求めるがままに、
そして、彼の、男のものが求めるがままに、抱かれ続けられていたのでした。



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