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新年会の夜4

2014.01.31 (Fri)

「順子のこと、ちょっと、借りていいかなぁ」
Tさん、私のことさておいて、主人にそう言ったのです。
きっと、助けてくれるだろうと思ったのに、
主人たら、葵さんの胸から顔を上げると、
「二階の部屋を使えばいい」だって、
ばかぁ。

Tさんが、セーターで胸を隠した私の手を引いて、立ち上がらせようとしたときに、
私は、かろうじて、近くにあった灯りのリモコンに手を伸ばすと、
慌てながらも、一番明るくなるボタンを押したのでした。

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皆の様子が、目に入りました。
桐子のブラは、だらしなく脱がされ、乳房にはSさんの顔が寄せられていたし、
驚いたことに、スカートの中には、彼の手が忍び込んでいたんですよ。
主人の腰に跨っていた葵の上半身にも、
すでに、衣類はないどころか、
パパの両手は、彼女のお尻に添えられていて、
きっと、自分の腰に抱き寄せ、お洋服越しだとはいえ、
エッチな動きしてたんでしょうね。

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急な灯りに、皆虚ろな目で、私の方を見ましたが、
「皆、そのくらいにして、兼六園に行きますよ」って、やっと私が言うと、
いくらなんでも、この部屋ではそれ以上はできないって皆諦めてくれ、
けだるそうに身なりを整え始めてくれました。

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私も、外されていたブラのホックをはめ直し、セーターを着ると、
「ごめんなさい また、今度ね」って、
残念そうにしているTさんに笑顔を向けたのです。
あのまま、寝室に行ったら、もう、断りきれないで、
Tさんと、ひとつに繋がっていたかもしれませんね。
ああ、危なかった。


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