石川旅行6
2020.02.25 (Tue)
薄墨が漂うような暗がりの部屋、薄茜色のベッドサイドの淡い光が、
絡み合ってうごめいている、繋がり合った二人の裸の身体を、そっと、照らしていました。
彼の動きの度に、恥ずかしい声漏らしてしまうこと、我慢できませんでした。
「我慢できないよ、出すよ、このまま、いいだろ」
「あぁ、駄目、それだけは」
やっと、そう言って、彼のもの、ゆっくりと抜いて身体を離すと、
けだるい動きで、ふらつきながら座敷の方においてあるトラベルバッグに向かいました。
このまま、彼のもの注がれたら、赤ちゃんのこと、間違いなく危ない時だったんです。
「順子の中に、生で出したいのに」
「ごめんなさい、我慢してね」
パパと泊まることになっていたから、準備はしてきてたんです。
手にした袋を上手に破ると、スキン、お口に咥えました。
学生時代、M先生から教えられたこと、何度も練習させられたんです。
目の前の、二人の愛液で濡れた怒ったような彼のもの、
そっと握って何度か動かすと、お口に咥えました。
彼も、感じてくれたのでしょうね、ぴくっぴくって、それ跳ねたんですよ。
「清楚な感じなのに、こんな嫌らしいこと、上手なんだね」
そう言いながら彼、改めて私の腰ににじり寄ると、スキンを付けた自分のもの、
彼の望むままに、そっと、白い太ももを開いてしまった私の身体に、
ゆっくりと、埋めなおしたのでした。
みどりさんのこと、やっぱり心配だったんでしょうか、
二度、私に悦びに昇り詰めることを告げさせると、
彼の息遣いが、それまで以上に、荒くなってきました。
それは、自分の印を、私の中に注ぐ前触れであること、人妻である私にはわかったんです。
「出すよ」
「えぇ、お願い、たくさん」
思いもかけない言葉、自分が叫んだことに驚いていましたが、
それでも、私、彼の背中に両手を回して抱きしめていました。
そして、身体の奥で、とうとう、どくどくって、脈打ち始めた彼の男の人のもの感じながら、
上手に、悦びの時を合わせ、声にならない叫び声をあげていたのでした。
悦びに誘ってくれた彼のもの、そっと抜かれると、
余韻の麻痺に身体を震わせながら、
今、抜かれた彼のもの手にすると、二人の愛液にまみれた、熱く濡れたスキンを外しました。
「まぁ、ほらっ、こんなにたくさん」
「あぁ、良かったよ、今度は、生で出させてくれよ」
そう言いながら、ふたり、恋人たちのような笑顔を見合わせた、そんな夜だったのでした。