O先生との夜7
2018.08.27 (Mon)
「おはよう、良い天気だ」
「えぇ、先生も、昨夜は、ゆっくりお休みになれましたか」
「おやぁ、野暮なこと聞くね、君も。そんなはず、ないだろう」
「先生がお楽しみだったら、それは、何よりです」
「なんせ、こんなに素敵な娘だからね、外も、中も」
朝にしては、時間が遅くて、少しゆっくりとしたレストラン。
昨日と違って、言われるがままに、O先生の隣に私が座り、
その前に、M先生の笑顔が。
でも、私、朝食の間、顔、上げられませんでした。
もう、他人ではなくなってしまったO先生と私。
先生から求められるがままに身体を開き、
そして、温かな男の人の液、何度も注がれた夜。
昨日とは違う、そんな私の身体、M先生、どんなふうに、ご覧になっていたのでしょうか。
二日目の夜、同じホテルの部屋で、当たり前のように、M先生に抱かれました。
私が、O先生に抱かれてしまったこと、そのことについて、M先生は何も言いませんでしたが、
営みの後、辛い約束をさせられました。
「君の身体は、僕との関係はそのまま、昨日の夜から、O先生のものになった。
先生、来月、京都に来られるそうだ、その時は、また、いいね」
驚く私の顔を見ることもなく、言葉を続けました。
「それから、京都では、僕たちふたり、そして、O先生、三人での夜をご希望だ。
取り乱して、ご機嫌を損なわないようにしてくれよ」
喘ぎのために揺れていた胸に、被さっていた先生の手のひらが、
ゆっくりと動き始めましたが、その左の乳房、乳首のすぐ上には、
昨夜、音を立てて吸い付いた、O先生の鮮やかなくちびるの跡が残っていたのです。
三人での夜、取り乱す私。
M先生との思いもよらない時間が、
また、ゆっくりと、幕を開き始めた予感を感じていたのでした。
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