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よし君との夜3

2014.08.24 (Sun)



暫くして涙に潤んだ目をうっすらと開いた私は、
身体の奥に彼の温かいものが広がっていることを感じ取っていました。

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彼と深く繋がったままの身体に、
自分ではどうしようもない強い麻痺が、幾度となく訪れ、
きっと、その度に、まだ、残っている液を絞りとるように、
彼のもの、きつく締め付けていたのだろうと思います。

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その発作に応えるようにして、
彼も、名残惜しそうに、何度が、腰を揺らしてくれましたが、
二人の激しい喘ぎがだんだんと治まり、お互いの身体が離れると、
薄らと開いていただろう私の秘唇から、濃い彼の液が、
ゆっくりと伝い流れようとしていました。

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彼の思うがままに貫かれ、そして、その印を注ぎ込まれた私、
眩しそうな眼差しで、ヨシ君のこと見上げましたが、
彼は、どちらが年上かわからないような落ち着いた振る舞いで、
私とくちびるを重ねてきたのです。

無題

糸を引くような私とのくちづけの後、
彼はバスルームに向かいました。

私は、小さな息を吐いて、恥ずかしい姿のまま、
力の抜け切った身体をベッドに横たえていましたが、
今夜、誰も使うこともないだろう、隣のベッドに置かれたのハンドバックから、
携帯電話の微かなバイブレーションの音が聞えてきたのです。

裸のまま立ち上がって電話を覗くと、
あぁ、やっぱり、パパだわ。
けれど、通話のボタンを押したのと同時に、
私の白い太股の内側を、身体の奥に納め切れなかったヨシ君の液が、
一筋、つうーっと、伝い流れたのです。

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夫ではない男の人のものを身体の奥に注がれ、
秘唇からその液を滴らせながら、今大好きなパパと話をするのかしら、
私は軽い眩暈を感じていました。

「帰りは何時くらいになりそうかなぁ」
「えぇ」

虚ろな私の返答に、きっと、パパ察したんでしょうね。

「今、どこにいるの」
「ホテルよ」
「えっ」
「止めてくれなかったから」
「まさか」
「あなたがいけないのよ」

沈黙が二人の間を満たしました。
「ごめんなさい、パパ。今夜、帰れないかもしれないわ」

「ああ、順子がそうしたいんだったら」

電話をバッグに戻したと同時に、ヨシ君がバスルームから戻ってきたヨシ君、
私の身体を大事に扱うように、ゆっくりと、もう一度ベッドに座らせると、
初めの時と同じように、硬いままの自分のもの、
丁度、高さが同じになった私のくちびるに、
当たり前のように、そっと、あてがってきました。
「順子さん」

たった今、大切な夫と話していたというのに、
いくらもしないうちに、
妻であるはずの私は、
今しがた身体を繋ぎあった、
夫ではない若い男の人のものを、
されるがままに、お口に含もうとしていました。

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そして、くちびるをそっと押し開いてきた愛しいヨシ君のものに舌を巻きつかせ、
あんなに強い悦びに導いてくれた彼のために、
ゆっくりと、髪を揺らし始めたのでした。




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