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奈良での夜7

2020.05.26 (Tue)


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薄い茜色のベッドサイドの明かりが、
絡みあった、うごめく二人の裸の肌を染めていたように思えます。
夕食の後の散策から部屋に戻ってきて、
永い間、お互いの身体を、求め合い続けていました。

何度、悦びに昇り詰めることを告げる声、彼に聞かせたのでしょうか。
そして、白いシーツの上で、たわわな乳房を揺らし、髪を振り乱した、
そんな私に応えるように、彼も、何度も自分の欲望のしるし、私に注いでいたのです。

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声が嗄れて、何も身に着けない身体を離し、逃げるように、やっと横たえても、
幾らもしないうちに、また、彼の手のひらが、乳房を這いまわり、
背中にくちびるを感じたのでした。

「なんて素敵な身体なんだ。いつまでも、繋がったままでいた」

そう言ってくれた、彼の言葉と、にじり寄ってきた彼の腰に応えるようにして、
私、迎え入れるために、太ももをそっと開いたのでした。

彼から注がれたおびただしい量の精液と、流れ伝うほどに潤ませた私の愛液に助けられて、
若く固い男の人のもの、ずぶずぶと、私の身体の奥にまで、突き入れられると、
何の抗いもなく、まるで、愛する夫のもののように、
彼の背中を抱きしめながら、泣き声を漏らしながらも、しっかりと迎え入れていたんです。

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「好きなんだ、順子さん」
「あぁ、駄目よ、そんなこと」
「堪らないんだ、順子さんのこと、離したくないんだ」

そう言うと、それまで、緩やかだった腰の動きが、
それまでになかったように、えぐり入れられてきたのです。

「あぁ」
「愛してるんだ、順子さんのこと」
「そんなこと言わないで、夫がいるのよ」
「でも、いいんでしょ、僕の。ほらっ」
「あぁん、すごいわ、」
「旦那さんのより、良いって言って」
「いやっ、駄目よ、そんなこと」
「ほらっ」
「もう、堪忍して」
「あぁ、締まる」
「あぁ、太い」
「順子さん、また、出そうだ」
「欲しい、全部出して」
「今 ほらっ」
「いっちゃう」
「あぁ 出る」
「一緒に、お願い、一緒に。好きよ、あぁ、そうたくんが、好き」


パーティーでの、彼との出会い。
成行きのままに、身体を繋ぎあって、まぎれもなく、他人ではなくなり、
そして、誘われて一夜を過ごしてしまった今夜、
あの時と同じように、彼の若さに、翻弄された私、
たわわな乳房を揺らし、身体を仰け反らせながら、
自分の熟れた身体の欲望のままに、彼の若い精液、求め続けていたのです。

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