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ライターへのお誘い

2020.07.03 (Fri)


薄紫色の波が、部屋の中を流れているような気がしました。

向こう側から、サイドテーブルの淡い茜色の光が広がり、
ベッドの上で、何も身に着けていない裸の身体、
性器を繋げあっている二人の姿の影が見えていましたが、
覆い被さる男の人のえぐるような腰の動きが、余りにいやらしくて、
滑稽にさえ思えました。

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ベッドのきしむ音は聞こえませんでした。
くちびるを噛み締めて、声を漏らしてしまうことを我慢できたのは、
僅かな時間だったような気がします。
幾らもしないうちに、抱き寄せるように、その広い背中に両手を絡めると、
とうとう、彼から与えられる動きに応えるようにして、
甘い、悦びの声を、正直に漏らしてしまっていたんです。

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それまで以上に、
深く強く、身体の奥にまで届いた男の人のものが、急に太く脈打ち始めて、
夫ではないはずの、彼の熱く細い声が、耳元で漏れると同時に、
とうとう、射精が始まったことがわかりました。

ほんの数時間前に、初めてお逢いしたばかりの彼、
その彼の、若く濃い精液を悦ぶようにして、
自分の最も女らしい、濡れた柔壁が、
その温かい液、全部出し切ってもらえるように、絞るように蠢いていたのがわかり、
それと同時に、彼の精液で、強い悦びに昇り詰めてしまうこと、
たわわな乳房を揺らし、仰け反りながら、正直に告げていたのでした。

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営みを終えたまどろみの時間は、そう長くはありませんでした。
喘ぎの治まらない、朦朧とした私の頬に、
強い匂いのする彼の精液と、私の甘い愛液で濡れた熱い男の人のものを感じると、
望まれていないのに、私、そっと、くちびるを開き、
お口の奥にまで、その硬さを失わない彼のもの咥え込み、舌を絡め、
名残りの精液、はしたない音をたてて、啜り飲んでいました。

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「やっぱり、思っていたように、素敵な身体なんですね。
それに、あんな中の締まり具合も初めてだったし、我慢できなかった」

どう答えたらいいのか、分からないまま、続く彼の声を聞かされました。

「男女のお悩み事情や、国内・海外の夜遊びに関する記事を、
ネットで配信するサイトを作る予定なんです。
夜のお店の女性の紹介や、
ハプニングバーやスワッピングの映像なんかをアップするつもりです」

『バージン★ママ』にコメント欄に頂いたときに、そんなことを書いてあったので、
凡そ予想はしていたんですよ。

「それで、順子さんのコーナーも作りたくって、もう、タイトルも考えてるんですよ。
 『今夜も一夜妻』、なかなか、いいでしょ。
人妻の順子さんが、名前も知らない男から、一晩中抱かれて、
 その様子を写真や動画で配信したいんです。なに、信用できる男を紹介できるし、
それに、お小遣いも、相手のから、たっぷりもらえますから」

そう話しながら、私の麻痺の治まらない身体を這っていた彼の手のひらが、
ゆっくりと乳房に覆いかぶさり、柔らかさを楽しむように揉み始めたのでした。

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「あぁ、なんて、良い身体なんだ。『今夜も一夜妻』で、
順子さんを抱き続ける男たちも、こんな順子さんのいやらしい身体の虜になって、
きっと、一晩中、放さないんでしょうね」

そう言い終わると、彼、ちょっと、慌てるように私の身体を裏返し、膝を立てさせると、
探すようにして、後ろから熱い腰、押し付けてきたんです。

抗うこともなく、彼からされるがまま、太ももを少し開くと、
その時を待つしかありませんでした。
恐ろしく硬い、彼の男の人のものの先に、
柔らかい濡れた秘唇が押し開かれ、
あっという間に、その大きなもの、ずぶずぶと、根元までしっかりと受け入れると、
頤を仰け反らせ、次の悦びの時を求めて、彼の男の人の太さと長さを感じながら、
自分の方から腰、振り出してしまっていたのです。

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「パパ、『バージン★ママ』のコメントに、
 新しいサイトを開設するから、ライターになってもらいたいって、 
 お誘いがあったのよ。
 男女のお悩み事情や、国内・海外の夜遊びに関する記事を作る予定なんだって。
 どうすればいいのかしら」
「前にも何度かあったよね、そんな誘い。
 でも、怪しげなのもあったし、結局、順子の裸の写真や、
 それどころか、知らない男と逢うことになったりするかもしれないよ」
「やだぁ、そんなことあるのかしら」
「わからないけど、知らない男に抱かれるところ、レポートしてみてって、なんて、
 言われるかもしれないね」
「まぁ、怖いわ」

そんなお話を、何日か前、リビングで主人と話したことが、
こんな恥ずかしい夢を見させたんでしょうね。
主人が言ったように、そんなお誘い、今まで何度かあったんですよ。
『バージン★ママ』の左下、アダルトサイトへのCMや、アダルトビデオの紹介も、
それなんです。
この時も、コメントを書いていただいている皆さんに、ご相談しましたよね。

「興味があったらメールください」とのこと。
どうしようかなぁって、今、ちょっと、迷ってます。


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19:58  |  「順子の日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

ライターするなら

順子さんが見知らぬ男たちの慰みものになるのは、また金銭が絡むと売春的な犯罪になりそうですね~
ひとつ提案が、楽太郎さんや私を含めて、順子ファミリーのコメント者とまずお手合わせをして、そのコメントを掲載するのはいかがでしょうか?
柚葉さんには見届け人をしてもらって…
いかがでしょうか?
わんぱくです |  2020.07.04(土) 18:08 | URL |  【編集】

見知らぬ男たちの慰みもの

わんぱくさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

「見知らぬ男たちの慰みもの」
どきどきする、言葉ですね、それも、お金も絡んで。
幾らかのお金をもらって、知らない男の人に身体を開いて、
男の人の求めるがままの女になってしまうなんて、
考えただけでも、身体が熱くなってしまします。

コメントを書いていただいている方とのお手合わせも、
また、新しいお話が書けそうなきがしました。

コメント、ありがとうございました。
雨に気を付けてお過ごしください。
順子 |  2020.07.06(月) 15:03 | URL |  【編集】

執筆プラス体現

順子さん、こんにちわ楽太郎です。
まあ、この類は少し慎重なご対応をされた方が良いかと思料しますが、順子さんの好奇心が第一かと。もちろんご主人と相談の上進められていくとのことのなので、うまくいけば限られた分野になるかもしれませんが、女流作家としてデビューかもですね。
お金持ちの元カノが「男の慰み者にされたい」と言っていた言葉を思い出しました。きっと、満ち足りた日々のなせる業ですね。そんな女性をたくさん見てきましたので、驚きはしませんが、危ない目になった方もおられましたことを経験上お伝えしておきます。
楽太郎 |  2020.07.09(木) 16:36 | URL |  【編集】

順子さま

ライターのお話、お受けされるのかはまだ決断されていないご様子。
順子さまの言葉や経験を多くの方に知ってもらういい機会のように思える反面、遠くに行ってしまわれる感覚に陥ったのは私だけなのかな…
何かトラブルになったりしたら心配であり
でも、順子さまの表現する場が増えるんじゃないかとも思う、もやもやした気持ちです。
うまく伝えられないです…

毎日すごい雨で驚いています。
自然災害は本当に怖いですね。


柚葉 |  2020.07.09(木) 23:42 | URL |  【編集】

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