今夜も一夜妻 福井編5
2020.11.30 (Mon)
浴槽で、お互いの身体、ソープで包んで、飽きることなく摩りあった後、
求められるままに、私、彼の男の人のもの、お口に含んでしまってました。
くちびるを大きく開いて彼を見上げ目を合わせながら、腰に両手を回して手繰り寄せ、
ゆっくりとお口の中に飲み込みました。
私を幾度となく悦びに誘った彼の男の人のもの、とにかく、太く、長く、そして、固く、
私が、大きくお口を開いても、含めたのは、ほんの僅かだったような気がします。
けれど、彼に喜んでもらえるように、舌を絡め、涙を潤ませながら、
できるだけ、喉の一番奥にまで、咥え込むと、
恥ずかしい音をたてながら、吸いたてていたんです。
もし、そのまま、彼の男の人のしるしを出されても、
きっと、私、全部、飲み下していたと思います。
まぎれもなく他人ではなくなった彼、
その、巧みな舌や指先、そして、長大な男の人のもの、
今夜、それらに、どうしようもなく翻弄され、
自分の方から彼のものに、むしゃぶりつくような女になってしまった私、
それはもう、仕方のないことだと、自分でも諦めるしかなかったのでした。
他人ではなくなった身体、長いことお湯の中で寄せ合った後、
下着を着けないまま浴衣を羽織り、
部屋のソファーで、よく冷えたワインを頂きましたが、
二杯目のグラスが半分ほどになったころ、そっと抱き寄せられ、
当たり前のように促されると、重なり合うようにして寝室に向かったのです。
それからの長い時間、悦びに昇り詰める言葉を、何度、彼に聞かせたのか覚えていません。
身体の奥に彼のものが届くたびに、まるで、そこにボタンがあるかのように、
確実に強い悦びに昇り詰め、
そして、そのことを告げるように、がくっがくっって、身体を震わせました。
その度に、私の方から、慌てるようにして、
あれほど拒んだ、彼のくちびるを、正直な気持ちのままに求めていたし、
ソファーに座った彼に、言われるがままに、背中を見せながら跨ると、
幾らの隙間もないほどに、しっかりと繋がりあった、濡れた二人の性器を、
そして、舌を絡めあい、唾液を啜りあう二人の恥ずかしい姿、
三脚に取り付けてある自動撮影にしてあったカメラに、
しっかりと、撮られてしまうこと、もう、嫌ではなかったのでした。
「今夜も一夜妻」
このまま、この夜、そして、これからも、身も心も彼の妻として、
彼の求めるがままの時間を過ごしてしまうこと、
自分でも、もう、望んでしまっていたのかもしれませんね。
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