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鉤括弧の句点

2013.11.13 (Wed)

現在進行中の「幸せの行方」では、作品を常体で書いていますが、
文末の表現が同じようなものになりがちで、
その処理に苦悩することが再三あります。
やはり、敬体の方が、表現の自由度は広がるのでしょうか。

嬉しいことに、時々、読んでくれているのでしょう、
主人からはいろいろと助言があります。

会話の鉤括弧で、文末の句点が目障りだから、
付けない方がいいのでは、というのが昨夜の指摘でした。

会話文は「……。」と書くのが当たり前だと思っていましたが、
近くにあった最近の小説をあらためて見てみると、
確かに「……」と、句点がつけてないんですね。

ググってみても、いろいろな見解やご意見があるようです。
国語審議会や文科省では、句点をつけることを奨励しているようですが、
新聞や雑誌などでは、付けないことが当たり前のようです。

さて、では、どうするのか。
つたない作品を読んでいただいている皆様が、
できるだけ、読みやすいようにとも考えてもいますが、
まだ、踏み切れません。

「幸せの行方」では、
登場人物にはできるだけしゃべらせないようにしています。
しゃべらせると、読者の皆様の想像を、
無意味に制限するように思えるからです。

思いもよらず長い作品になった「幸せの行方」。
作品の完結までの構想は、既に私の中では出来上がっています。
とりあえずこの作品では、
同じ常体で、そして、「……。」の形で続けようかと、
今は、そう思っています。

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