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佐渡での夏休み3

2016.11.16 (Wed)


カーテンの引かれていなかった、
空け広げられた広い窓から、明るい朝日が射しこんでいました。
昨日と違う、女にされた身体を横たえている自分に気が付いて、
思わず、浴衣の襟元の重ねに手を当てたんですが、
けれど、その襟元は、昨夜と同じように、別に乱れもしてなかったんです。

夢だったんですね。

昨夜、ごろんと横になった同じベッドに、
少しだけ、浴衣の裾を乱したままの姿で、横になっていたんです。


気が付くと、隣のベッドには、まぎれもなく、昨日一日、一緒だった大学生の男の人。
穏やかな寝息を聞かせながら、下着一枚で、横になってたんですが、
でも、やだぁ、その下着、まるで、テントが立っているみたいに、
すごく、盛り上がってて、
私、思わず、目を背けながら、そっと、ベッドを降りたのでした。

細いシャワーのお湯が流れ伝う、高校生にしては、自分でも豊かだと思う乳房に、
そっと、手のひらを当てました。

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もしかしたら、昨日が、男の人を知らない最後の身体の夜かもしれないって、
そう、思っていたけど、幸か不幸か、
こうして、処女のままの身体で、今日の朝を迎えていたのです。

もし、聡明で清潔な彼に、どうしてもって、求められれば、
きっと、この身体、そのまま、ゆだねてたと思います。
こころは迷っていながらも、
身体の方は、男の人のもの、やっぱり、欲しい時期だったのかもしれませんね。

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朝食を仲良く食べた後、二人でロビーにいたら、
やっと、桃子たち、まだまだ、眠そうな目をしてやってきました。

男性二人が、今日の日程の打ち合わせをしている間、
私たち、ジュースを飲みながら、ベランダに出ておしゃべり。

「遅くなってごめんなさいね。彼が、離してくれなかったのよ」
「やだぁ、たいへんなのね」
「そうなのよ、明け方に、一度済ませたのに、
 朝ごはんに行こうって言ったら、
 また、いいだろうって、後ろから抱きしめられて」
そう、言いながら、桃子、目とろんってさせながら、

「ねぇ、それより、どうだったの。彼、優しくしてくれた?
 やっぱり、痛かったわよね。 最初は、皆、そうよ。
でも、暫くしたら、男の人のもの、欲しくて、欲しくて、堪らなくなるの。
 順子、あなたも、間違いなく、そうなるんだから、
そうだわ、京都に帰ったら、彼に時々、抱いてもらえばいいわよ」

そうじゃないのよって、言おうとしたんだけど、
ロビーにいた二人から声が掛かって、二日目の見学に出発したんです。

ゴールドパークや朱鷺の森公園など、二泊三日の、楽しい佐渡旅行でしたよ。
幸か不幸か、大学生の彼とは、仲良くはしましたが、結局、何もなくて、
男の人のこと、知らないままの身体で、京都に帰ったのでした。

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「ねぇ、順子、とうとう、経験したんだって。
 それはそうよね、そんなに綺麗で、Hな身体してるんだもん。
 男の人が、放っておかないわよね。
 で、どうなの、もう、いくって、分かるようになった?」

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桃子から間違ったこと聞いたんでしょうか、
高校時代最後の二学期になって、親しくしていた友達から、そう言われました。
そんなことなかったのよって、言いたかったけど、
恥ずかしくて、何も答えること、できないままだったんです。

こうして、高校時代、男の人とのこと、経験のないまま卒業しましたが、
それから、数ヵ月して大学生活が始まって、暫く経ったころ、
知らないうちに、私のこころと身体が求めていたんでしょうね。
なりゆきのままに、男の人のもの、経験する夜を迎えたのでした。

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その時のことは、下の「初めての人」から、どうぞ
「初めての人」は1から4まであります。
2月23日、25日、27日、3月1日です。
タイトル下のカレンダーから、探してくださいね。

初めての人


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