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午後の診察室

2014.01.11 (Sat)

随分と良くなってくれているだろうと、
期待していた次の日の朝が来ました。

でも、大事な主人の朝食をつくるために、
起きることはできませんでした。

ごめんなさいね、パパ。

心配して部屋を覗いてくれた主人に、
そう言ったのですが、
パパはそれ以上に、私のこと心配してくれていたみたいです。

そんな主人のために早めに治そうと、
暫くして近所の医院に行ってみましたが、
急患のため先生がご不在で、時間が掛かりそう。
随分と迷った挙句に、
子どもの頃に掛かっていた、実家近くの医院に連絡してみたのです。

電話は暫く待たされましたが、
若先生が診てくださるとのことで、
午前中の外来が終わったお昼休みに来てくださいとの返事でした。

本当は、少し困りました。
だって、若先生というのは、
小さい時からピアノの習い事でご親しくさせてもらっていた知人で、
家族ぐるみの永いお付き合いがあった人なのです。
それに実は、彼との間には、言いたくない思い出もあるのでした。

昔からの優等生、京都にある国立大学医学部に進学した後、
暫くは勤務医として勤め、今は、実家の医院を翁先生と一緒にされています。
高校時代には、
走り高跳びでインターハイに出場したスポーツマンでもあるんですよ。
ただ、私と同じ歳なのに、今だに独身。

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小説「幸せの行方」で、
主人公の義母である桐子を相手に、
始めて女性との繋がりを経験する中学生は、
実は、彼をモデルにしたものです。
読んでみてくださいね。

「幸せの行方」目次がないので、読みづらくてすいません。
各お話へのリンクの張り方を忘れちゃって、
主人にまた、教えてもらわなくっちゃ。


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