天草旅行7
2020.09.29 (Tue)
夜の長さを知らされた時間でした。
私の身体、飽くことなく求め続けた彼、一度、スキン越しに思いを噴出した後、
幾らもしないうちに、二枚目のスキン、私がお口を使って付けてあげると、
身体を重ね合わせ、硬さを失わない男の人のもの、繋げてきたのです。
重なり合うたびに、悦びが段々と深くなっていくようで、少し、怖かったです。
頭の中が、真っ白になって、すぐ近くに、夫がいるというのに、
何をか叫んでいるようにも思えました。
そして、そのたびに、彼への正直な思いが、幾重も重なっていくようにも思えました。
「あぁ、もう、我慢できない。順子さんが、素敵だから」
降りかかるように、喘ぎの中に聞かされた彼の言葉、
けれど、私、慌てるように身体を持ち上げ、彼との繋がりを一度外すと、
二人の愛液にまみれた彼の男の人のものを手の中に包み、
しっかりと被さっていたスキン、自分でも驚くくらい、上手に外すと、
むしゃぶりつくように、もう一度、お口に含んだんです。
興奮して、頭の中が桃色に染まっていて、
息遣いが普通ではないこと、自分でもわかっていました。
どうして、そんなことをしてしまったのか、
ただ、身体が求めるがままに、そうしてしまったのでしょうか。
それは、夫以外の男性にすることではなかったし、
男の人のしるし、
安心して受け入れることができない夜に、することではなかったはずなのに。
ちょっと、驚いたような彼の視線から目を逸らすと、
私、両手を回した彼の腰を手繰り寄せるようにして、
もう一度、迎えるために、白い太ももを開いたのです。
「いいんですね」
「お願い、あなたを、そのまま欲しいの。きっと、きっと、大丈夫だから」
そう言った私、彼の首に両手を回し、そして、くちびるを求めながら、
男の人の精液を欲しがって、腰、擦り上げていたのでした。
「出そうだ」
「あぁ、お願い、そうた君の」
髪を振り乱して、叫ぶように泣き声をあげたと同時に、
それまで以上に、えぐるように突き入れられた腰、
震えだしたのわかりました。
安心できる日ではなかったその夜、
それなのに、迎えてはならないはずの、彼の精液、
こんなにもたくさん注がれ、
夫ではない若い男の人の、熱く濃い精液で、まぎれもなく満たされたこと、
温かくなった身体の奥に感じていたのです。
| HOME |