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筆おろしの夜4

2014.04.04 (Fri)

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「本当に、まだ、知らないの?」
そう言われてみれば、まだ、幼さの残る彼の端正な顔を見ながら、
私、いじわるして、そう、言ってみたんですよ。
そしたら、彼、ひどく恥ずかしいそうな表情をして、
小さく頷いたのです。

ちょっと、驚きました。
だって、今時の学生さんだから、ガールフレンドのひとりや二人いて、
上手なお付き合いしてるだろうと思えていたんですから。

「でも、ごめんなさい。私、結婚してて、
あなたに、抱かれるわけいかないのよ」
私がそう言うと、彼、可笑しなくらい大きく頷いて、
「いいんです。あたりまえですよね。
今日会ったばかりの人に、そんなこと、頼めるわけないし」
彼、俯いて、そう言いました。

男の子にしては、長いまつ毛が、震えているのがわかりました。
そんなしてる彼を見てたら、なんだか、可愛そうになっちゃって。

2014-02-16 17.42.22

「でも、少しくらいなら、いいわよ」
跳ねるように、彼の顔がこちらを見直しました。
「少しくらいって?」
「そうよ、少しだけならね。
でも、ごめんなさい、キスは駄目よ。私のくちびる、大事な主人だけのものだから」
研一君、また、可笑しな位頷いたんです。

「さあ、何がお望みかしら」
そう言うと、彼、私の首筋に顔を寄せてきました。
やだ、キスマーク付いちゃうわ、
駄目って言おうとしたんですけど、そこに、唇は感じませんでした。
「ああ、いい匂いがする。女の人の匂いだ」
それだけで、感激してるのかしら、
けど、そうかもしれませんね、まだ、女の人知らないんだから。

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私、彼の左手をとると、自分の右の胸に誘いました。
ちょっと、力が入っていた腕が伸びて、
その手のひらがドレスの上から胸を覆いました。
何も教えないのに、ゆっくりと上手に私の胸を揉み始めたんです。
ブラしてるから、きっと、嫌だったかもしれないけど、
それでも、彼、熱心に揉み続けたんです。
そのうち、私の方が我慢できなくなったんでしょうか、
自分でドレスのボタンを外して胸を開くと、ブラのホック外したんです。

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