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筆おろしの夜

2014.03.22 (Sat)

冬に戻ったような日もありましたが、随分と暖かくなってきましたね。
兼六園の雪吊りも外され、春を待つばかりになりました。

今日は、早々と衣替えの準備第一弾。
今シーズンはもう着ることがない厚手のコートなどを、
クリーニング店に持っていく準備です。
だけど、まだ、早かったかなぁ。

そういえば、丁度今頃でした、あの人たちと、お会いしたのは。

数年前のその日、葵さんと春物のショッピングをいつものお店で楽しんだ後、
ランチを済ませ、食後の散歩に兼六園に行きました。
うららかな日和で、気持ちの良い午後を満喫していたのですが、
丁度、築山を背景に写真を撮っていた、
二人の男性の前を通り過ぎようとした時、
「シャッター押していただけますか」と、声を掛けられたんです。

満面の笑顔のロマンスグレーの紳士は、
早速、コンパクトカメラを葵さんに渡し、
もう一人の若い男性との写真を撮ってもらっていました。

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「今日は良い日です。
あなたがたのような美しい女性たちと、この街でのご縁ができたのだから」と、
紳士は喜んでいましたし、若い方も恥ずかしそうな表情でしたが、
笑顔を見せてくれていました。

聞けば、新潟の国立大学の卒業旅行に北陸に来られていたとのこと、
大部分の学生さんたちは、今朝帰路についたんですが、
お二人はもう一泊して、
昨日見ることのできなかったこの街の見学を、もう暫くするつもりだとのお話です。
ロマンスグレーの紳士は、文学部の準教授、
若い方のお名前は、研一君。今年大学院に進む学生さんとのことでした。

できればこの街の案内を、との先生のお願いに、
私たちも気持ちよく応え、早速、にし茶屋街や長町武家屋敷跡にお連れしましたが、
二人ともたいへん喜んでくれてました。

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先生と葵さんは、ほんの少しだけ歳の離れた夫婦のように、
後では腕を組んで歩いていたし、
私と研一君も、並んで仲良く見学をして、
それぞれが、楽しい午後を過ごすことができたんです。

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