スカイツリーの夜2
2015.04.10 (Fri)
蔵元さんと夕方浅草で待ち合わせ、
東京の電車慣れてないから、結構、たいへんでした。
路線図を見上げていたら、
「お教えしましょうか」って、男の人に、声、掛けられたりするし。
浅草寺の雷門のおっきなちょうちんの下、蔵元さん、もう来てました。
今日も、薄いガルグレーのジャケット、下町には見られないような素敵な装いです。
連れて行かれたのは点心のお店、
フカヒレあんかけご飯や上海蟹みそ入り青梗菜など、
私の街ではめったに食べられないお料理で、美味しかったですよ。
せっかくだからって、スカイツリーまでタクシーに乗りました。
始めてだったんで、驚いたけど、嬉しかったです。
幸い、平日の早い時間だったから、それほど並ばないでフロア450っていう展望階に。
ゆっくりと暮れなずむ東京の街に、
ひとつ、ふたつ、お化粧をするように、明かりがともり始めていて、
なんだか、とっても、ロマンチック。
周り、仲の良いペアばっかりで、身体を寄せ合って夜景楽しんでました。
彼の手、私の腰に回され、身体、そっと、抱き寄せられましたが、
私、抗いませんでしたよ。
みつ川での夜のこともあったし、
それほど、素敵な東京の夜景だったんです。
予約してあるからって、すぐ下の展望階のレストランに。
まぁ、こんな素敵なところ、スカイツリーの中にあるんですね。
そして、驚いたことに、
このレストラン、蔵元さんのお友達がプロデュ-スされたそうです。
素敵なお店でしたよ、皆さんもどうぞ、来られてくださいね。
私たちが座ってるテーブルのすぐ真下から、
ずっと遥か向こうまで広がる東京の絶景、本当に綺麗でした。
大好きなシャンパンお願いして、乾杯。
さっき、点心のお店でも、ビール少し頂いていたんですけど、
ここでは、本当、シャンパンが似合いますよね。
「もう、逢えないのかなぁって、そう、思ってました。
あの夜のこと、そして、あの夜のあなたのこと、忘れられなくて」
彼、遠くの瞬く夜景から、目の前の私に目を移すと、そう、言ってくれたんです。
どう応えていいのかわかりませんでした。
たった二度目の出会いなのに、
確かに、私にとって、彼、特別な人になりつつあったのかもしれませんね。
目の前のテーブルに置かれた、シャンパングラス。
その向こう側に揺れながら見える煌びやかな東京の街の灯を、
私、うっすらとした酔いの眼差しの先に、眺めていたのでした。
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