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山ガール

2014.10.18 (Sat)

御嶽山の噴火、大変な惨事になりましたね。
登山好きな私にとっても、心痛む事故でした。

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小さいころから両親に連れられて、ハイキングやスキーに行っていて、
自然の中で遊ぶの、大好きでした。
高校に入学したときも、殆ど迷うことなく、ワンダーフォーゲル部に入りました。

夏は登山、冬はスキー、本当に楽しい部活動でしたよ。
最近も後輩たちが、全国大会に出場するとの話も聞いていて、
頼もしく、懐かしく思っています。

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年に数回ある登山大会。事前に下見のための試登をするんですよ。
その時は、パーテイーの3名と二日間の登山をしました。
本日はユニフォームではなくて、山ガールファッション。

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5時間ほどの登山活動を終えて、ベースキャンプまで残り2キロほどになった下り道、
先頭を歩いていたすみれが、どすんと尻もち。
「転倒は減点になるわよ」って、声を掛けたのに、
暫く下っていると、また、どすん。
「やだぁ、ソールが剥がれそう」

登山靴の底が、半分以上剥がれていたのでした。
どうりで、滑って尻もちついてたんですね。
登山では、時々あるって聞いてたけど、この時は、リペア用品持ってなくて、
ちょっと、慌てました。

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そこへ、上の方から大学の登山部と思える四人のパーテイー。
事情を話すと、手際よくザックの中からガムテープを取り出し、
丁度、足首をねん挫したときのテーピングみたいに、
登山靴の上から固定してくれました。

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すみれ、可笑しいくらいに、頭ぺこぺこさせながらお礼。
後は、ゆっくりと皆で下山したんです。

2日目の夜だったので、明日は帰宅するだけ。
電話ボックスみたいなシャワー室で、身体洗った後、
それまでの登山ウエアから、薄いTシャツに着替えましたが、
林を吹き抜ける涼しい夕方の山風が、とっても、気持ち良かったですよ。

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ベースキャンプのクラブハウスにある、レンタル冷蔵庫に入れておいた食材で、
お鍋をすることにしていましたが、
すみれが、どうしても、さっきの大学生の皆さんにお礼したいって、
一緒に夕食にすることになったんです。

「やっぱ、女子パーテイーだと、食事が違うよね」
「あぁ、俺たちだけだったら、カップラーメンに缶詰だからな」
そう言って、お世話になった大学生の皆さん、
キムチ鍋、美味しそうに食べてくれました。

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食後は、皆で食器洗い。山での男の人って、
そんなことも、何の抵抗もなくどんどんとやってくれるんです。

その後は、テントサイトで交歓会。
京都にある大学の登山部の方々、
私たちと違って、雪山や岩山を中心に活動してるって、
テントから、ハーネスとか、スリングを出してきて、
即席の技術講習会を開いてくれ、とっても、勉強になりました。

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大学生の皆さん、当然のように、ビール飲みながらのお話。
「飲んでみる?」
「駄目だよ、高校生にビール飲ませちゃ」
「大丈夫です、飲んでみたいです」
って、すみれ、遠慮することなくコップに注いでもらって、ごくり。
やだぁ、いいの
そう思った私も、隣に座っていたハンサムなリーダーの方から注がれて、
ふふ、ビール、飲んじゃいました。

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実家では、時々、お父さんの晩酌のお供、してたんですが、
自分が、お酒に強いのか、弱いのか、分からないでいました。

雪の季節の穂高や槍のお話や、山での怪談話、
とっても、楽しかったですよ。
けど、飲みなれないビールのため、すみれ、とろんとした目に。
やだぁ、大丈夫かしら。
そう言う、私も、なんだか、ぼぉって、してきていたのでした。

ak0507901176北穂高岳から槍ヶ岳を望む(北アルプス)-650x512

「酔い覚ましに、散歩でもしようか」って、彼、すみれの手を取って立ち上がりました。
彼女も、言われるがままに手を引かれ、
あらっ、ロッジの方じゃなくて、テントサイトの奥の暗がりの方に二人で、
まぁ、いいのかしら。

残った6人はお開き、私たちは二つのテントに、
大学生の皆さんは、少し離れたテントサイトに戻って行ったのでした。

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