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よし君とのそれから3

2014.10.07 (Tue)


「シャワーを使わせてね」
そう言って、ベッドを抜け出すと、私の裸の腰からよし君の手のひらが滑り落ちました。

浴室で腰を下ろし、私の身体の中で、最も女性らしいところに指をあてると、
さっきよし君から注がれた男の人の液が、
私の裏の部分を伝い、ゆっくりと流れ落ちたんです。

「こんなに、いっぱい」

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小さな柔らかいかたまりのようなものさえ見られたその白い液が、
タイルの上に落ち、私は、それを放心したように見つめながら、
深い息をひとつ吐くしかありませんでした。

浴室から出ると、私に代わってシャワーを浴びるためでしょうね、
脱衣場によし君がいました。
私、慌てて新しいバスタオルを身体に巻きましたが、
そんな様子を見てたよし君。

「順子さん見てたら、ほら、また」って、
おへそに付くくらいに反りかえった自分のものに、私の手を誘ったんです。

私、恥ずかしいそうにしながらも、
その、熱いよし君のものに、指を絡ませて、
ゆっくりと、動かしてあげましたよ。
根元から先の方まで、指でなぞってあげると、
名残のものが、ぷるんって、丸くなって出てきました。

二人の裸の身体を、幾度となく繋げたよし君のもの、
いとおしくて堪らなかったんでしょうね。
私は、ためらうことなく、その大切な液舌で掬い舐めた後、
愛液と精液にまみれたもの、お口に含んで、二度、三度、吸い上げたんです。
よし君、膝をがくがくってさせて、
声を漏らしました。
きっと、ひどく、感じたんだと思います。

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お口から出した後も、ゆっくりと手のひらに包んでさすってあげると、
残っていた名残の液がその先から滲みだして、私の手を濡らしました。

「あぁ」

って、私、目を閉じて喘ぎ声を漏らしました。
さっきまで、自分の身体の中にあったそれ、
そして、そのよし君のものに突き動かされ、
恐ろしいような悦びに至ったこと、思い出してたんですね。

部屋に戻った私、バスタオルを巻いた姿で、
窓際の椅子に腰を下ろすと、
少しだけ開いたカーテンの向こう側に、
わずかに見える昼下がりのけだるい街の様子から、
そっと視線を落としたんです。

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当たり前のウイークデイの午後。
皆、頑張って仕事をしているというのに、
私ったら、若いよし君に抱かれて、悦びの時間を過ごしているんですもの。
申し訳ないわ。
主人にさえ、今日のこと、話してないというのに。

そんな私の前にあるウッド調のテーブルの上に、
よし君、リボンのついた、可愛らしい小さな箱をそっと置いたのです。

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「いつも、迷惑ばかりかけて、すいません」

えっ 私に!

リボンをゆっくりと引いて、箱の蓋を開けてみると、
一目で高価なものだとわかるブローチ。

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「ありがとう、素敵なカメオだわ、欲しかったのよ。
でも、高かったでしょ」

恐る恐る私の言葉を待っていたよし君、
安心したんでしょうね。こぼれるような笑顔を見せてくれましたが、
すぐに、真面目な顔に戻ると、ゆっくりと話しだしました。

「順子さん、僕、結婚することにしたんです」

それまで部屋の中を漂っていた穏やかな薄桃色の空気が、
一瞬にして、凍りついたような気がしました。

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「これ以上、順子さんに、辛い思いさせちゃいけないって」 

少しだけ、声が掠れているように聞こえたし、
うなだれた裸の肩も、震えているようにも見えました。
けれど、辛かったのは、私も同じだったのかもしれませんね。

「好きな人が見つかったの?」
「いや、好きな人は、順子さんだけだから」
「よし君、私を困らせたくないって、今、言ってくれたばかりじゃない」

「おじいちゃんから、知り合いの先生のお孫さんを紹介されて」
「そう、翁先生の紹介なら間違いないわ」

そう言いながら、自分の声がだんだんと震えるのが分かりました。
可笑しいですよね。
人妻が、若い恋人から別れを告げられて、瞳を潤ませるなんて。

椅子の後ろに回ったよし君、背後から私のこと抱きしめると、
そっとバスタオルを解き、こぼれ出た乳房を手のひらで包みました。
首筋を温かいくちびるが這い回ると、
私の方から我慢できずに、キスを求めたのです。
何度、こうして、唾液を啜り合ったのでしょうか。

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「駄目よ、慌てちゃ、ほら、歯があたっちゃうわよ」
「舌を絡めるのよ、そうよ、えぇ、よし君、上手だわ」

そんな始めてのときのことが思い出されました。
私とのことが、初めてのくちづけ、初めての繋がり、
そして、女の人の中に、自分の印を注いだのも、私の身体が初めてだったわね。

永い時間ではなかったはずなのに、
いろいろなこと、私自身が経験させられたよし君とのお付き合い。
今夜が、最後になるんだろうなぁって、ベッドに優しく横たえられながら、
私、そう、思ったのでした。

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二人とも、こみあげるものがあったんでしょうね。
二度、自分の印、私の中に注いだというのに、
よし君、最初と同じ太さで、硬さで、熱さで、私の中を満たしました。

これ以上は無理だと思えるほど太ももを開き、
交差した足首で彼の腰を引き寄せていました。

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くちびるが腫れるほど、お互いが、お互いのくちびるを求め合い、
そして、息が詰まるほど、舌を吸い合い、おびただしい唾液を啜り飲みました。

すすり泣いていたのかもしれません。
よし君の肩に噛り付いた私は、それまで見せたことのないように、
いやらしく腰を振りながら、最後だと思える彼からの液を求めたのでした。

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「大好きです!順子さんのことが」
「よし君、私も、大好き! 一緒に、一緒に、お願い」

身体の奥に注がれる熱い彼の液を感じると、
人妻として、言ってはいけない言葉を叫びながら、
真っ白な悦びの頂に向かって、昇り詰めて行ったのです。

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よし君と出会って、そして、彼との身体の関係を持って、
あと僅かで、一年を迎えようとしていたころでした。




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