姪っ子宅での夜
2018.12.12 (Wed)
「駄目よ、桃ちゃんに悪いわ」
「我慢できないんです。さっき見た、順子さんの裸が忘れられなくて」
そう言いながら、私の手を引いて、ちょっと強引に握らせたものは、
驚くほど、熱く、そして、長大な、彼の男の人のものだったんです。
あぁ、おっきいわ。若いって、やっぱり、すごいのね。
さっき言った、自分の言葉とは裏腹に、
脈を打つ、その先から滴り流れる愛液で、手のひらを濡らすと、
私、太さを確かめるように、ゆっくりとさすってあげていたのでした。
「あぁ、順子さん、やっぱり、嫌らしいこと上手なんだ。堪らないです」
でも、そう言われながら、堪らなくなってたのは、私の方だったんでしょうね。
身体を起こし、息を乱しながら、彼の逞しい腰に慌てるように跨ると、
手にした、その納めきれないとも思える彼のものの先で、
自分のしとどに濡れそぼった秘唇の溝の場所、さすりながら、探したのでした。
肉壁をゆっくりと押し開き、
夫にも、そうではない男の人にも教えてもらっていない身体の奥の、
さらに奥にまで、
彼のその熱いものを迎え入れたことが分かったと同時に、
鋭く強い悦びが、仰け反った身体を走り抜け、
彼の求めるがままに、下から伸びてきた両手に、
たわわに揺れる乳房を揉み上げられました。
私、彼のその手に、自分の手のひらを被せ、
もっと深い悦びが欲しくて、二人の恥毛が絡み合うように、
自分からいやらしく腰、振り出してしまっていたのです。
指先を伸ばして、バスタブの横の壁に付いている呼び出しのスイッチを押しました。
これで、お湯に浸かっているあっちゃんが、
お風呂から上がる合図のチャイムの音が、リビングに聞こえたはずです。
私、温まったあっちゃんの身体を抱き上げると、バスタブから立ち上がり、
バスタオルを持ってくるだろう、姪の桃子ちゃんを待ったのでした。
脱衣場で何かしら音がして、バスルームのドアが開きました。
「えっ」
「あっ」
けれど、バスタオルを広げて入ってきたのは、
やだぁ、幸次君だったのです。
お互い、驚きましたが、あっちゃんのことが最優先。
私は、あっちゃんを胸元に抱き寄せ、
何も身に付けない、自分の裸の身体、いくらかでも隠そうとしましたが、
それでも、あっちゃん、まだまだ小さいし、
幸次君に、お湯に濡れた白い身体のほとんどを見られちゃってたんですね。
それに、二人の身体を寄せ合って、大事なあっちゃんを受け渡すとき、
彼の手のひら、私の乳房や身体に触れるの、仕方がなかったんですよ。
あっちゃんを受け渡し終え、身体を隠すものが何もなくなってしまった私の白い身体、
なんだか幸次君、まじまじと見ているようにも思えたのでした。
私とあっちゃんがお風呂に入っている間に、いつになく早めに帰宅していた幸次君。
てっきり、お風呂には、
奥さんである桃子ちゃんとあっちゃんが入ってるって思ってたらしく、
チャイムに気付いて、いつものようにバスタオルを持つと、脱衣場に来たらしいんです。
桃子ちゃんは、ちょっと二階に行ってて、
幸次君が帰ったことも、チャイムが鳴ったことにも、気が付かなかったんですね。
「すいません、桃子だって思って」
「いえ、かまわないわよ。でも、ちょっと、びっくりしたわね」
髪を拭きながら、リビングで入ってきた私に、
幸次君、そう言って、恥ずかしそうに謝ってくれましたが、
それって、別に幸次君が悪いわけじゃないし。
でも、恥ずかしかったわ、
幸次君に、何も身に着けていない裸の身体、全部、見られちゃったんだから。
姪っ子の桃子ちゃんと、赤ちゃんのお世話に、週に何度かお邪魔してます。
半日ほど、あっちゃんと遊んだり、お洗濯やお掃除の手伝いをしたりして、
いつもは夕ご飯の下準備をした後、帰るんですけど、
時々は、こうやって、そのまま、お泊りすることもあるんですよ。
結婚して三年目、新婚さんって言ってもいいくらい、仲の良い、若い夫婦。
邪魔にならないようにって気を付けてるんですけど、
こんな思いもかけないことって、あるんですね。
「順子おばさんに来てもらって、本当に助かってるんですよ。幸次さんも感謝してます」
桃子ちゃんには、そう、言ってもらっています。
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