姪っ子宅での夜2
2018.12.18 (Tue)
濡れた彼の舌先が、耳たぶを這い回りましたが、
それは、女性との営みの時間に慣れた男の人のものではありませんでした。
私の首筋に顔を埋めた幸次君、直ぐに、息遣いを荒くし、
彼の望むその瞬間が、いくらもしないうちに訪れること、私には分かりました。
「あぁ、順子さんの、僕のもの、絞るようにしてる」
「駄目よ、中には」
「我慢できないんだ」
お風呂の中で、戯れに、あっちゃんに乳首、含ませたことがありました。
お乳のでないはずの私の乳首でしたが、あっちゃん、嬉しそうに吸ってくれて、
可愛くて可愛くて仕方がないんです。女だから、仕方ないですよね。
でも、今夜は駄目、間違いなく私の卵、彼のものと抱き合ってしまうわ。
「あぁ、もう」
「嫌、本当、かんにんして」
けれど、言葉とは裏腹に、本当は私、拒んではいなかったのでしょうね。
それまで以上に、荒くなった彼の息遣いに、
男の人の望む瞬間が分かったはずなのに、私、拒めば拒めたはずなのに。
息が止まるほど、強く抱きしめられ、耳元に曇った声が響きました。
それと同時に、えぐるように、逞しい腰が押し付けられ,
それまで以上に、彼のものが私の中で大きく膨らむと、
とうとう、身体の一番奥に、熱い精液を吹き出し始めてしまったのです。
それは、一度だけでは済みませんでした.
男の人にしては情けない、か細い声を漏らしながら腰を押し付け続け、
二度も、三度も、それまで以上に男の人のもの、膨らませ、そして、噴出させ、
彼のものを絞り取る、うごめく私の肉襞に応えるようにして、
驚くほどたくさんの濃い彼のしるし、たっぷりと、注ぎ込んでしまったのでした。
身体の奥に広がる温かさを感じながら、
あっちゃんの可愛らしい笑顔が目に浮かびました。
あぁ、赤ちゃんが欲しい、もっと出して、ぜんぶ出して。
私、赤ちゃんの素、もっともっと欲しくて、
自分の女の身体が求めるがままに、彼の腰に両太ももを絡め、
嫌らしく腰、振り続けていたのです。
何かしら、微かな音が聞こえたような気がして、
うっすらと、目蓋を開くと、
天井の小さなしたライトが、淡い光を見せていました。
お風呂場で、何も隠すものがない自分の裸の身体、
思いもかけず、幸次君に、しっかりと見られてしまったこと、
やっぱり、ひどく、恥ずかしかったから、
こんな夢、見ちゃったんでしょうね。
泊まる時に使わせてもらっているゲストルーム。
間に一部屋挟んで、奥にある桃子ちゃん夫婦のお部屋から、
漏れ聞こえる、微かな声聞いてしまったんです。
人妻であり、男の人との営みを知っている私には、
それが、どんな時に、女の人の口から洩れる声なのか、
分からないはずはありません。
まぁ、桃子ちゃんたち、仲良ししてるのね。
いいのよ、若いんだもの、仲の良い夫婦が一番。
でも、恥ずかしい夢を見て、そして、そんな桃子ちゃんの微かな声を聞かせられて、
段々と、私の身体を、いたたまれない気分が包み込んできたんです。
それからは、夢の中の私と同じように、ただ、正直に自分の身体の求めるがままでした。
触れる前から、気が付いていたように、
私の秘唇、男の人を迎えるための、透明な蜜液を滲ませ、
私の指先が僅かに触れた柔芽、ねっとりと濡らしていたんです。
幾らも時間はかかりませんでした。
慌てるように脱ぎ捨てたシルクのパジャマが、ベッドの端に滑り落ちる時には、
今だけは、自分だけのものであるたわわな乳房を揉み上げ、
痛いほどに乳首、摘まみ上げていたのです。
姪っ子の家で、そんな恥ずかしいことって、いたたまれないはずなのに、
燃え上がってしまった私の身体は、許してはくれなかったんですね。
両肩とかかとだけで身体が持ち上がり、濡れた二本の細い指、奥にまで迎えた腰が、
二度三度、がくがくって、突きあがるのが、自分にもわかりました。
「幸次君、あなたがいけないのよ」
痛いほどにくちびるを噛みしめ、
あの時、私の白い濡れた身体を見つめていた、
夢の中での、幸次君の熱い眼差しを思い出しながら、
自分の身体を襲う強烈な悦びに、正直に、身を委ねていたのでした。
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