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三が日

2018.01.04 (Thu)


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あれほどしっかりと着付けたはずの晴れ着が、
絹擦れの音を僅かにたてながら、畳の上に滑り落ちていました。
襦袢の重ねが乱暴に開かれ、着物用のブラが剥ぎ取られると、
双の乳房の上から、驚くほど冷たい広い手のひらが、覆いかぶさったのです。

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久し振りの綺麗な着物姿の私に、パパったら感じてくれたのかしら、
だったら、それって、仕方がないし、妻である私にとっては、嬉しいことだったはずでした。

太い男の人の指の間に挟まれ、固く尖ってしまった乳首が、
それまで以上に、淡い快感を、私の身体広げ始めていました。

「あぁ、駄目よ、パパ。着物がしわになっちゃうわ」

そう言いかけて、振り返りざまに、大好きな夫のくちびるをねだるつもりだったのに、

「相変わらず、素敵な胸なんだね」

そう言って、くちびるを重ねてきたのは、
思いもかけず、あぁ、Nさんだったのです。

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驚いた私のくちびるを、重なったきたNさんの舌先が分けると、
懐かしい匂いのする唾液、どろりと流し込み、逃げ回る舌を、
息が止まるほど、強く吸いたててきたのでした。

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地中海旅行の説明会で初めてお会いしたNさん。
けれど、成り行きのままに、あれから幾度も肌を重ね合い、
彼の男の人の印さえ、身体の奥に注がれていたのです。

一度、そんな時を過ごし、他人ではなくなってしまうと、やっぱり、おんなって弱いですよね。
朦朧としたまま、膝の力が抜けると、彼の望むがまま、
乱れた姿のまま、身体を横たえさせられていたのでした。

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帯を見下ろされながら、後ろから抱き寄せられると、
抗う間もなく、Nさんの驚くほど、熱く、太く、逞しい男の人のものが、
自分の身体の奥にまで、突き入れられてきたのがわかりました。
そして、その瞬間、
鋭く強い頂に、あえなく昇り詰めてしまった私は、
身体を仰け反らせ、跳ね上がるように激しく麻痺させたのです。

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「Nさんのもの、そんなにいいのかい」

振り乱した髪の先から、思いもかけない曇った声が聞こえました。
そして、激しい喘ぎの中で、
余りの強い悦びのために、助けを求めるように伸ばした手の先には、
あぁ、私の大好きな夫のものが、そそり立っていたのです。

なぜ、夫がここにいるのかわかりませんでした。
ただ、最愛の夫の目の前で、Nさんの太いもので、動物たちのように繋がり合い、
そして、女の情欲の求めるがまま、悦びに震えてしまった私は、
後ろから激しく突き入れられる動きに耐えながら、
本当の私の夫である男の人のものに、すがりつくようにくちびるを寄せると、
お口の中に、含み込んだのです。

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「順子さん、このまま、いいんだね」

Nさんの、乱れた息遣いと、
それまで以上の激しい突き入れのために良く聞こえませんでしたが、
私、激しく髪を揺らして、抗ったのに、

「かまいませんよ、Nさん」

思いもかけない、夫の声が重なり合ったのです。
後ろから、身体が浮くように突き上げられると、Nさんの曇った声が聞こえました。

「ほらっ、今」

そして、「順子、僕も。全部、飲むんだよ」

身体の奥が温かくなって、Nさんの男の人の印が、注がれたことが分かると同時に、
膨れ上がったお口の中の主人のもの、
大切な印、驚くほどたくさん、吹き出し始めたのでした。

Nさんが私の身体の奥に注ぎ続ける、夫ではない男の人の熱い液、もっともっと欲しくて、
自分の濡れた蜜壺の襞が、脈打つ彼の熱く太いものを、
嫌らしく締め付けていることが分かり、
お口の中に注ぎ入れられた最愛の夫の大切な液、もっともっと欲しくて、
熱いものに舌、絡ませ続けていたのでした。

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皆さま、明けまして、おめでとうございます。
旧年中は、たいへん、お世話になりました。
今年も、よろしくお願いします。

例年通り、恥ずかしい初夢でした。
皆さんには、また、呆れられたかもしれませんね。

天気がはっきりしな三が日でしたが、いつものようにお参りにいって、
その時の着物姿に欲情した夫が、
帰宅すると同時に、立ったまま、慌てるようにして身体を繋いできたこと、
やっぱり、嬉しかったのかもしれません。
それに、
クリスマスサプライズだった、今年4月のハワイ旅行、
それも、Nさんたちと一緒の。
そのことも、こころにあったのかもしれませんね。

皆様、お正月はいかがだったでしょうか。
まだ、まだ、寒い日が続きますので、
ご自愛されて、年始、お過ごしくださいね。

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