石川観光3
2020.02.04 (Tue)
彼と、若い身体を繋げ合ったのは、もう、随分と昔のことなのに、
忘れられない、良い匂いのする広い背中、
彼の強い腰の動きに仰け反りながら、抱き寄せてきました。
夫のいない夜だからこそ、過ちを犯してはいけなかったはずなのに、
お酒に酔い、隙だらけだった私のこころに忍び込んできた彼
その彼の男の人のもの、抗うこともなく、身体の奥に迎えてしまっていたのです。
幾度も肌を寄せ合い、お互いの身体を知り尽くしていたせいでしょうか。
恥毛を絡ませ合い、愛液を滲ませながら、僅かな時間で、悦びの時が近づいてきて、
恥ずかしい声、自分が叫びそうで、
思わず、彼のくちびるを求め、舌を絡めると、唾液を啜ってしまっていたのです。
身体を襲う、恐ろしいよう悦びの予感に、そして、その悦びを深めるために、
諦めたように、彼の腰に、両足、絡めてしまったのでした。
何か、自分が、大声をあげたような気がして、はっと、意識が戻り目を開きました。
素肌の上から、薄く白いバスローブのような寝具を羽織っていましたが、
なぜだか、重ねがだらしなく広がり、
こぼれでた豊かな乳房を、茜色の薄いルームランプが染めていました。
いつもは、柔らかい乳首が、今は、痛いほどに固く膨れ上がり、
触れもしないのに、甘い快感を身体の隅々にまで、広げていたし、
恥ずかし秘唇、これから、男の人のものを迎える時のように、、
薄っすらと開き、しっとりとしているようにも、感じられていたんです。
やっぱり、彼のこと、本当は、身体が欲しがっていたんでしょうか。
あの時、自分でも驚くほど、彼のくちびるから上手に逃れ、
腰に廻された彼の両手振りほどいて、部屋に戻っていたのに、
夢の中では、自分の身体の求めるがまま、正直に、
人妻として、過ごしてはならない時間の中を、過ごしてしまっていたのでした。
今日は、能登観光を楽しんだ後、和倉温泉に泊まる予定だったけど、
昨日連絡があったように、夫は、一緒に行けないんです。
どうなるか分からない、そんな時間を思って、そっと、目を閉じるしかなかったのでした。
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