城崎旅行10
2018.07.10 (Tue)
何か分からないドリンクの瓶と蓋が、
ベッドのサイドテーブルの上にだらしなく転がっていて、
その横にある椅子に座ったNさんの前、言われるがままに膝間づかされた裸の私、
男の人の先から滲み出る透明な愛液と、自分の唾液、くちびるの端から滴らせ、
音を立て、髪を揺らしながら、彼の太い男の人のもの、吸い続けていました。
時折、腕を伸ばしたNさんの熱い手のひらが、
私のたわわな乳房の柔らかさ、楽しむように揉み上げていました。
胸元から広がる快感が、裸の身体を薄桃色に染め上げていたし、
お口の奥を突かれ続けられることで私の身体、私の秘唇、
誘われるように、男の人を迎える準備、
幾らもしないうちに、済ませようとしていました。
さっきから、お布団の敷かれた座敷の方から、
私たちのいるベッドルームの、僅かに開いていたドアの隙間から忍び込んできた、
細いすすり泣きの声が漏れ聞こえてました。
それは、紛れもなく、奥様と主人との営みの中で、
我慢できないのだろう、奥様の悦びの声であることが分り、
私、いたたまれなくて、それまで以上に、くちびるをすぼめ、
Nさんに喜んでもらえるように、髪を揺らしたのでした。
地中海旅行では、私のこと、あんなに泣かせたのに、
台湾では、とうとう、Nさんのこと、迎えること、できなかったのです。
それは、人妻である私にとって、幸いだったことなのか、そうでなかったのか、
今はよくわからないけど、やっぱり、お相手にも良くなってもらわなければ、
女として、申し訳ない気がしたのでした。
急に、甲高い叫ぶような声が聞こえきました。
それは、裸の身体を繋ぎ、激しく抱きしめ合いながら、
悦びの頂に、同時に昇り詰めることを求める、奥様のはっきりとした声だったのです。
その途端、私のお口の中を犯し続けているNさんの男の人のもの、
脈打つように跳ねるのがわかりました。
そして、息を荒げた彼、傍らのベッドの上に寝かせつけた、私の白い太ももの、
乱暴だと思えるほど、自分の逞しい腰で押し開き、
そして、痛いほど強く押し付けてきたのです。
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