私のこと、探さないでくださいね。
2014.07.05 (Sat)
高校と大学を、京都で過ごした私は、
今の街に、その時の友達って、多くないんですけど、
それでも、数年に一回開かれる中学時代の同窓会、楽しみにしてるんです。
今年の夏も、二年ぶりの同窓会、その打ち合わせ会が開かれました。
前に書いたことのある、健二君を始め、久しぶりの面々八名と、
土曜日の昼下がり、ホテルのお部屋をお借りしての打ち合わせです。
今年は、当時担任だったS先生のご都合も良いようで、
近くへの一泊小旅行になりそうです。
お話が終わった後、都合の良い人たちと夕食。
主人も、今夜はお付き合いで遅くなるとのことだったので、
一度連絡をして、夕食会、私も参加することにしました。
ホテルのレストランで、デイナー。
メインはお魚をお願いしましたが、ええ、とっても美味しかったですよ。
皆の、近況報告を含めたくったくない会話も面白くて、楽しい時間を過ごせました。
中学生だった私のまだ幼い乳房に、驚く程たくさんの男の人の液、
思いっきり降りかけた健二君も、もう、二人の子どものいる立派なお父さん。
家庭も円満みたいなんだけど、
会議室から、レストランに席を移すほんのちょっとしたときに、
「今度、二人だけで、逢いたいんだけど」って、
それって、お誘い?
昔みたいに、私のこと、困らせないでね。
散会になった後、時間がまだ早かったので、
住まいが近所の里子さんと二人で、ラウンジへ。
夜景を見下ろしながら、少しだけお酒、いただきました。
お互いの旦那さんや子どもたちのお話で、それは、それで、楽しかったんですが、
その後、私の顔色の変わるような、びっくりするお話。
「ねぇ、順子、『バージン★ママ』ってブログ知ってる?」
それまでの話から、急に全く別なところに、それも、思いもかけない話題に飛んで、
主人と私以外には、内緒で書いてる『バージン★ママ』のこと、
私、息が詰まりました。
「何のこと、そんなの知らないわ」って、そう、言おうとしたんですけど、
昔から、嘘をつくこと、上手ではありませんでした。
慌てた様子が見てとれたんでしょうね。
「やっぱり、あなたなのね、あれ、
旅行にくる友達のために、兼六園のこと調べてて、ヒットしたの」
薄っすらとした眩暈が、私を襲っていました。
私と主人以外、誰にもわからないように、
同じ街に住む人たちに、私たちのことだとわからないように、
充分に注意して書いていたつもりだったのに、
やっぱり、気付かれてしまっていたんですね。
やだぁ、どうしよう。
「あれ、読んでると、なんだか、とっても、楽しそうだわ。
ねえ、順子、良かったら、私たちも、仲間にいれてよ」って。
里子さんは専業主婦、旦那さんは、真面目で、堅物な学校の先生。
皆で遊ぶのには、こちらから、誘ってもいい魅力的な同級生なんです。
「ええ、それは、かまわないけど」
「あら、良かったわ、じゃ、主人にも言っとくから、お願いね。
ねぇ 夏に 泊まりがけでどっか行かない。
最近、主人とマンネリで、ちょっとだけでいいから刺激が欲しいわ。」
そういう里子さんの喉を、
ハワイアンブルーの綺麗な液が、流れ落ちて行ったのでした。
お願いです。私のこと、探さないでくださいね。
街のことも、行きつけのお店のことも、
確かに、そのまま、実名を使っていることが多くて、
もしも、探されたら、
私が、誰なのかは、きっと、それほど、苦も無くわかってしまうことなんです。
だって、「順子」っていう名前さえも、間違いのない、本名なんだから。
もしも、ある日、
あなたが、いつものようにIEブックマークをご覧になって、
時々読んでくれていた『バージン★ママ』が忽然と消え失せてたとしたら、
それは、きっと、
私が誰なのかが、本当は知ってもらいたくない皆さんに、
分かってしまったときなんでしょうね、
そして、その時は、
『順子』と、皆様との、お別れの時になるのだろうなぁって、そう思っています。
私にとって、それほど悲しいことはないけど、
それは、それで、仕方のないことなのだとも、思えるのですが。
文中にある、中学時代にあった、健二君との出来事は、↓からどうぞ。
水色の封筒 1から4
今の街に、その時の友達って、多くないんですけど、
それでも、数年に一回開かれる中学時代の同窓会、楽しみにしてるんです。
今年の夏も、二年ぶりの同窓会、その打ち合わせ会が開かれました。
前に書いたことのある、健二君を始め、久しぶりの面々八名と、
土曜日の昼下がり、ホテルのお部屋をお借りしての打ち合わせです。
今年は、当時担任だったS先生のご都合も良いようで、
近くへの一泊小旅行になりそうです。
お話が終わった後、都合の良い人たちと夕食。
主人も、今夜はお付き合いで遅くなるとのことだったので、
一度連絡をして、夕食会、私も参加することにしました。
ホテルのレストランで、デイナー。
メインはお魚をお願いしましたが、ええ、とっても美味しかったですよ。
皆の、近況報告を含めたくったくない会話も面白くて、楽しい時間を過ごせました。
中学生だった私のまだ幼い乳房に、驚く程たくさんの男の人の液、
思いっきり降りかけた健二君も、もう、二人の子どものいる立派なお父さん。
家庭も円満みたいなんだけど、
会議室から、レストランに席を移すほんのちょっとしたときに、
「今度、二人だけで、逢いたいんだけど」って、
それって、お誘い?
昔みたいに、私のこと、困らせないでね。
散会になった後、時間がまだ早かったので、
住まいが近所の里子さんと二人で、ラウンジへ。
夜景を見下ろしながら、少しだけお酒、いただきました。
お互いの旦那さんや子どもたちのお話で、それは、それで、楽しかったんですが、
その後、私の顔色の変わるような、びっくりするお話。
「ねぇ、順子、『バージン★ママ』ってブログ知ってる?」
それまでの話から、急に全く別なところに、それも、思いもかけない話題に飛んで、
主人と私以外には、内緒で書いてる『バージン★ママ』のこと、
私、息が詰まりました。
「何のこと、そんなの知らないわ」って、そう、言おうとしたんですけど、
昔から、嘘をつくこと、上手ではありませんでした。
慌てた様子が見てとれたんでしょうね。
「やっぱり、あなたなのね、あれ、
旅行にくる友達のために、兼六園のこと調べてて、ヒットしたの」
薄っすらとした眩暈が、私を襲っていました。
私と主人以外、誰にもわからないように、
同じ街に住む人たちに、私たちのことだとわからないように、
充分に注意して書いていたつもりだったのに、
やっぱり、気付かれてしまっていたんですね。
やだぁ、どうしよう。
「あれ、読んでると、なんだか、とっても、楽しそうだわ。
ねえ、順子、良かったら、私たちも、仲間にいれてよ」って。
里子さんは専業主婦、旦那さんは、真面目で、堅物な学校の先生。
皆で遊ぶのには、こちらから、誘ってもいい魅力的な同級生なんです。
「ええ、それは、かまわないけど」
「あら、良かったわ、じゃ、主人にも言っとくから、お願いね。
ねぇ 夏に 泊まりがけでどっか行かない。
最近、主人とマンネリで、ちょっとだけでいいから刺激が欲しいわ。」
そういう里子さんの喉を、
ハワイアンブルーの綺麗な液が、流れ落ちて行ったのでした。
お願いです。私のこと、探さないでくださいね。
街のことも、行きつけのお店のことも、
確かに、そのまま、実名を使っていることが多くて、
もしも、探されたら、
私が、誰なのかは、きっと、それほど、苦も無くわかってしまうことなんです。
だって、「順子」っていう名前さえも、間違いのない、本名なんだから。
もしも、ある日、
あなたが、いつものようにIEブックマークをご覧になって、
時々読んでくれていた『バージン★ママ』が忽然と消え失せてたとしたら、
それは、きっと、
私が誰なのかが、本当は知ってもらいたくない皆さんに、
分かってしまったときなんでしょうね、
そして、その時は、
『順子』と、皆様との、お別れの時になるのだろうなぁって、そう思っています。
私にとって、それほど悲しいことはないけど、
それは、それで、仕方のないことなのだとも、思えるのですが。
文中にある、中学時代にあった、健二君との出来事は、↓からどうぞ。
水色の封筒 1から4
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