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貸し出しされた私

2014.07.25 (Fri)


前に書いていた中学校時代の皆との同窓会、
今度の三連休を使って行ってきました。
幸い、担任の先生のご都合も良く、22名の参加で大盛況でしたよ。
初日は薄曇りで蒸し暑かったですが、
輪島で美味しいもの頂きながら、昔話に花を咲かせたまでは良かったんですけど、
健二君、私のこと昔みたいに困らせて、
やっぱり、どきどきなことがあって困りました。
また、今度ご報告しますね。
お楽しみに。

01760.jpg

さて、随分前のこと書いています。
お勤めの方、楽しかったですよ。
事務所の方々にも、いろいろと気を使っていただいて、
主人にも、迷惑かけることもなかったと思っています。

img62759844.jpg

そんな事務所に、ある日、主人が訪ねてきました。
私、ひどく、驚いたんですけど、
翁先生や、Yさんからも言われていたように、
昔からのお付き合いがあって、
今思えば、それほど、不自然なことではなかったんですね。

「翁先生と、約束してあるんだ」

そう言う主人を、所長室にご案内。
翁先生は、嬉しそうに待っていらした様子で、
ソファーに主人のこと、座らせました。
私は、事務室に戻り、入力のお仕事を続けていましたが、
一時間ほどして、所長室から、呼び出しのサインがあって、
入れ直したコーヒーを準備して翁先生たちのところへ。

30000106_1.jpeg

「綺麗な順子さんに来てもらってから、なんだか、事務所が華やいだよ
 なんせ、殺風景なところだからね」

書類の載ったテーブルの端にコーヒーを置くと、
翁先生、目配せをして、私を隣に座らせました。

「それに、仕事もできるし、気も利いている。秘書としても、有能だよ」
「ご迷惑かけて、申し訳ありません」

主人が、そう言ってくれたあと、
Yさんのこと、事務所のこと、奥様を亡くされた後の一人住まいのことなど、
いろいろと雑談になりました。

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「家内を亡くして、いろいろと不便なことがあってね」

そう言って、翁先生、横に座っている私のこと、穏やかな眼差しで見つめられました。
主人、そんな、翁先生の視線に気づいたのでしょう、

「家内にできることがあったら、遠慮なく言ってくださいよ」

翁先生、嬉しそうに頷くと、

「そう言ってくれると、助かるよ、なに、無理なことは言わないから、
君のお許しも頂いたし、順子さんのこと、時々、お借りするよ」

そう言って、膝にあった私の手を、強く握り絞めたのでした。

img_23.jpg

事務所でのお仕事以外に、翁先生の秘書的なお仕事、
それは、それで、私自身、特に困ったことだとは思いませんでしたが、

「君のお許しも頂いたし、順子さんのこと、時々、お借りするよ」って、
翁先生と主人とのお話の中には、
それ以外のことも、きっと、含まれていたのかもしれませんね。

c275402b.jpg

暫く前にあった、翁先生のご自宅での思ってもいなかった午後の出来事、
まだ、主人には話せないでいました。
何かに誘われたようなその時間のこと、
なぜだか、今も、はっきりとは、思い出せないでもいたんです。

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21:27  |  「順子の日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

刺激的なタイトルですね

こんばんは!
今回は特に刺激的なタイトルですね。

順子さんの文章は男性として、とても刺激的、官能的なのですが、女性としての品を感じます。
これからも沢山楽しませて下さいね。

このお勤めのシリーズは今後どうなるのか楽しみです。
夏本番ですので。どうぞご自愛下さい。

のり |  2014.07.26(土) 00:11 | URL |  【編集】

刺激的なタイトル

のりさん、おはようございます。
コメント、ありがとうございました。

刺激的なタイトルって、ありがとうございました。
本当、その時は、私、翁先生に貸出されるのかなぁって、
そんなふうに感じたんですよ。
お勤めだから、いろいろと翁先生のお世話するの当然だろうけど、
それだけじゃ済まないかもしれないって、思いました。

お勤めシリーズ、今は時々お邪魔して、皆さんとお会いするだけだし、
実際はもう随分と前のことなので、
忘れてることもあるんですけど、頑張って書いてみますね。

のりさんって、
のりのりさんではないんですよね。間違ってたらすいません。

コメント、ありがとうございました。
本当、暑くなりましたが、楽しい夏をお過ごしください。
順子 |  2014.07.26(土) 08:08 | URL |  【編集】

翁先生と主人との約束

「家内にできることがあったら、遠慮なく言ってくださいよ」
普通の社交辞令としては当たり前の
会話なのですが、順子さんのブログの中では、何か意味深な言葉ですね、

勿論ご主人の中にも貸し出すと言う性癖が有るみたいなので(^_^)

翁先生も結構なお年なのですが男としては奥さんを亡くされてもなおお盛んな様ですし、順子さんがおじさんをどのように悦ばせてくれるのか(^_^;)楽しみにしています。
あきら |  2014.07.26(土) 16:05 | URL |  【編集】

貸し出すと言う性癖

あきらさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

私を、他の男の人に貸し出すと言う性癖って、
主人にそんなの、あるはずがないって思っていました。
この時までは。

けれど、翁先生との出会いがあって、
なんだか、そんなことで、心配するようになったんです。
もう、男の人ってわからないですよね。
大事な妻を、いいようにされたら嫌なはずなのに。
あきらさんも、そんなこと考えたことあるんですか?

お勤め、お仕事は順調にできたんですが、
他のことで、いろいろと大変でした。

コメント、楽しみにしています。
また、お願いしますね。
順子 |  2014.07.26(土) 17:21 | URL |  【編集】

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