地中海旅行8 バルコニー2
2016.09.26 (Mon)
自分でも驚くほどあっという間に、
大好きな主人を迎える準備を終えた私の身体。
じわっと、潤みだしていた秘唇を、
ゆっくりと押し開きだしたパパの熱いもの、私の方が早く欲しくて、
椅子の背もたれを握り締めながら、
自分から太もも、開いてしまったのでした。
パパ、後ろから回した両手で、大好きな私の乳房、
ちょっと、乱暴に揉み上げながら、
熱いあえぎ声の中で、こう、言ったんです。
「触られたの?」
応えられないままの私に、追い討ちをかけるように、
「良かったのかい」
どこからか人に見られるかもしれない、
隣の新婚さんたちに知られてしまうかもしれない。
そんなことに、異常に興奮してしまったのは、
髪を振り乱し、くちびるをかみ締めて、
恥ずかしい声を我慢した私だけではなかったのでしょうね。
「ごめんなさい」
やっと、かすれるような私の声に、パパ、
乳房を包んでいた両手に、それまでになかった力が加わったことが、
感じられました。
いつになく、あっという間に、突き上げるように腰を入れてきた主人、
「あぁ、なんて、しまるんだ」
それと同時に、身体の奥に、欲しくて堪らなかった温かいもの、
溢れるほどに注いだのです。
荒い喘ぎの中、身体を繋ぎあったまま、
バルコニーの椅子の背もたれに両手を着いて、
地中海の穏やかな波間を、放心したように眺めていました。
でも、夫のかたまりのような温かいものが、太ももを流れ伝うのを感じながら、
目の前に浮かんでいたのは、ジャグジーで肌を寄せ合い、
そして、私のことを、強い悦びの頂に誘った、
そう、だんな様の、嫌らしい指先と、満足したような笑顔だったのです。
大切な名残の白い液を滴らせる熱い夫のもの、
言われもしないのにひざまずいて頬ずりすると、
慌てるようにしてお口に含み、
一生懸命くちびるを絡ませながら、強く吸いたてました。
気持ちがよかったのでしょうね。パパ、膝をがくがくっとして、
腰、震わせてくれましたが、
それって、夫の傍らで、夫のではない人のいたづらの指先で、
あれほど強い悦びの頂に登りつめさせられた私のできる、
ほんの僅かなお詫びだったのかもしれませんね。