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水色の封筒

2013.11.19 (Tue)

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結婚前のこと、
主人に初めて抱かれて数か月経ったある夜、
正式にプロポーズの申し出を受けました。

「私のどんなところが、好きですか」

と、営みを終えたベッドの上で、
甘えるようにして尋ねたら、

「華のような笑顔と、そして、おおきなおっぱい」

ふふ、恥ずかしかったけど、
とても、嬉しかったことを覚えています。

バストサイズは88のDカップ。
若い時よりも、少し張りがなくなった思う反面、
最近はカップが窮屈になったと感じています。

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中学時代から目に見えて膨らんできて、
男の人の視線を感じるようになっていました。

胸にまつわる、いろんなことがありました。

中学3年の初夏。
その日、学校のロッカーを開けると、
中に水色の封筒が入っていました。
もちろん、鍵は掛けてたんですが、
上の隙間から挿し入れたんでしょうね。
こんなことは、余り珍しいことではなかったので、
そのまま、カバンに入れて帰宅。

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制服を脱ぐと、Tシャツと下着だけのお行儀の悪い恰好になり、
ベッドに寝転びました。
ゆっくりと封を開いてみると、
同じような水色の可愛らしい便箋。
几帳面そうな丁寧な文字で、

 君の笑顔と、君の乳房を思いながら、さっき出しました。

一緒に入っていた封筒にはこれ。

imagesCAAU0G3O.jpg

中に入っている液体が何だか理解するまで、
少し、時間が掛かったような気がします。

その日は、お昼休みに一度ロッカーを使ったので、
放課後までの3時間ほどの間に、入れられたものなんですね。

そんなことに、興味深々な年頃だったお馬鹿な私は、
椅子に座ると、その結び口を恐る恐る解いたのでした。
どろりとした、そして、塊のような液体が、
流れ出できて私の指先を濡らしました。
温かかったように感じたのは、
私の勝手な錯覚だったのかもしれません。

親指と人差し指で、摩ってみると、
青臭い強い匂いが漂いました。
そして、その液体を見ている間に、
私の身体が少しづつ濡れ始めたことに気づいていました。

なぜ、そうなったのかわかりませんでした。
そして、なぜ、そうしたのかわかりませんでした。
下着を脱いだ私は、
その液体の匂いに誘われるようにして、
自分の一番恥ずかしい部分に、
その液体のついたままの指を添えていたのです。

どうすれば、欲求が満たされるかをもう知っていた私は、
Tシャツの裾から忍び入れた左手で右の乳房を揉んで、
その快感に喘ぎ声を漏らしていました。
そして、自分の情感の赴くままに、
小刻みに人差し指と中指を動かし、
か細い声と共に、遂に、全身を震わせていったのです。

 私がこうなってしまうことを、あなたは望んでたんですか。

うっすらと涙に濡れた瞼を閉じると、
誰とも分からない水色の封筒の相手に、そう語りかけたのでした。

無題



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