小舟の行方 7
2017.11.04 (Sat)
ひとりではもったいないほどの檜のお風呂の柔らかなお湯に、
自分でもほれぼれとしてしまう白い裸の身体を浸して、目を閉じていました。
それほど、広くはない浴室でしたが、
木の香りが満ちていて、身体も、そして、揺れるこころも、
いくらか癒されているようにも思えました。
さっきまで、永い間、重ね合い、吸い続けたくちびるが、
なんだか、腫れぼったくなっていることを、感じていましたが、
それは、仕方のないことのようにも、思えていたんです。
お互いか、恥ずかしい喘ぎ声さえ漏らしていた永い抱擁のため、
とうとう、ずるずると座り込んでしまった私を、やっと、放してくれた彼。
「外、少し歩いてみようか」
そんな、言葉に頷くと、
お部屋に用意してあった作務衣のような着物に着替えましたが、
彼が脱いだワイシャツやスラックス、
かいがいしくハンガーに掛けるなどしてお世話しましたよ。
ふたりで、散策に出かけましたが、誰かに逢わないかって心配しました。
高校、大学と京都で暮らした私のこと、知っている人、多いんですよ。
幸い、それほど、広くもない敷地の木々の間を、
見た目には、本当に仲の良い夫婦のようにして歩きました。
ついさっきまで、抱き締め合い、唾液を啜りあった彼、
何も言われもしないのに、私の方から、逞しい腕に、自分の手を絡ませていたのです。
浴室のドアが開くと、笑みを浮かべながら、彼が入ってきて、
ふたりには、少し狭い檜の浴槽に近づいてきました。
ちょっと、驚いた私、慌ててタオルで、胸元を隠しましたが、
彼、私の背中を見下ろしながら、身体、お湯に沈めてきたのです。
彼の裸を背中に感じて、身体を硬くしましたが、
前に回されてきた手に抱き寄せられ、くちびる求められ、
やっと治まっていた桃色の時間を、思い出してしまったのでした。
「あの時と同じように、本当に、綺麗な身体のままなんだね」
そう言って、タオルを剥がした彼の手のひらが、私の両胸に被せられると、
ゆっくりと、その柔らかさを楽しみだし、
それに、正直に応えるようにして、私の身体の芯に、
くちづけのときとは違う、はっきりとした快感が、湧き上がってきたのでした。
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伊集院 |
2017.11.05(日) 12:09 | URL |
【編集】
順子さん
こんにちわ、もう秋ですねぇ。
京都も冷え込んできてますね。
昔、学生時代にワクワクした「ひと夏の体験」のような感じで、貞淑な妻が、一人のメスに変わっていく流れを美しく、表現されていて更にドキドキしてきました。
檜風呂はなぜかホッコリトして郷愁を誘いますが、一方では昭和のエロスを彷彿させる感じがしますよね。
いよいよ淫靡な扉が開かれようとされるのですね。
順子さんのメスの喘ぎを楽しみにしております。
こんにちわ、もう秋ですねぇ。
京都も冷え込んできてますね。
昔、学生時代にワクワクした「ひと夏の体験」のような感じで、貞淑な妻が、一人のメスに変わっていく流れを美しく、表現されていて更にドキドキしてきました。
檜風呂はなぜかホッコリトして郷愁を誘いますが、一方では昭和のエロスを彷彿させる感じがしますよね。
いよいよ淫靡な扉が開かれようとされるのですね。
順子さんのメスの喘ぎを楽しみにしております。
楽太郎 |
2017.11.06(月) 14:36 | URL |
【編集】
伊集院さん、楽太郎さん、こんにちは。
コメント、いつも、ありがとうございます。
叔母の具合も随分と良くなって、
そろそろ、お役御免になりそうです。
写真綺麗ですね。
反り返った胸が、ママに似てたからって、
私の胸、大好物の主人が言ってくれました。
その夫に言われて、Tさんに付いてきたこの時の時間、
どんなふうに、お湯が揺れたか、
楽しみにしておいてくださいね。
ふふ。
楽太郎さん、
赤裸々の私のこと、もう、随分と読んでいただいているので、
貞操な妻って言われると、なんだか、恥ずかしいです。
でも、今度も、駄目ですね。
夫から言われたとはいえ、身体の欲望のおもむくがままに、
こころと身体を開きだしてしまうんだから。
初夏のころの出来事ですが、
それから何度も、人妻として、失格な時間、
また、過ごしてしまったんです。
コメント、ありがとうございました。
随分と寒くなってきました。
お二人とも、ご自愛されて、お過ごしくださいね。
コメント、いつも、ありがとうございます。
叔母の具合も随分と良くなって、
そろそろ、お役御免になりそうです。
写真綺麗ですね。
反り返った胸が、ママに似てたからって、
私の胸、大好物の主人が言ってくれました。
その夫に言われて、Tさんに付いてきたこの時の時間、
どんなふうに、お湯が揺れたか、
楽しみにしておいてくださいね。
ふふ。
楽太郎さん、
赤裸々の私のこと、もう、随分と読んでいただいているので、
貞操な妻って言われると、なんだか、恥ずかしいです。
でも、今度も、駄目ですね。
夫から言われたとはいえ、身体の欲望のおもむくがままに、
こころと身体を開きだしてしまうんだから。
初夏のころの出来事ですが、
それから何度も、人妻として、失格な時間、
また、過ごしてしまったんです。
コメント、ありがとうございました。
随分と寒くなってきました。
お二人とも、ご自愛されて、お過ごしくださいね。
順子さんの含み笑いが伝わってきました。
この数ヶ月で、Tさんだけでなく、数本の竿が秘口をくぐって、2人の液が竿にまとわりついたことでしょうね~
肌も液を吸収してつやつやですよね~
この数ヶ月で、Tさんだけでなく、数本の竿が秘口をくぐって、2人の液が竿にまとわりついたことでしょうね~
肌も液を吸収してつやつやですよね~
わんぱく |
2017.11.07(火) 14:39 | URL |
【編集】
わんぱくさん、こんにちは。
いつも、コメント、ありがとうございます。
「数本の竿が秘口をくぐって」
やだぁ、そんなこと、書かれると、
恥ずかしいけど、その時のこと、
思い出してしまいます。
いけない人妻ですよね。
あぁ、それって、あると思います。
パパに可愛がってもらって、
いっぱい出してもらった次の日の朝、
驚くほど、お化粧ののり、いいんですよ。
でも、主人以外の男の人の液、
吸収しちゃ、駄目ですよね。
ふふ。
コメント、ありがとうございました。
私のこと忘れないで、また、お願いしますね。
いつも、コメント、ありがとうございます。
「数本の竿が秘口をくぐって」
やだぁ、そんなこと、書かれると、
恥ずかしいけど、その時のこと、
思い出してしまいます。
いけない人妻ですよね。
あぁ、それって、あると思います。
パパに可愛がってもらって、
いっぱい出してもらった次の日の朝、
驚くほど、お化粧ののり、いいんですよ。
でも、主人以外の男の人の液、
吸収しちゃ、駄目ですよね。
ふふ。
コメント、ありがとうございました。
私のこと忘れないで、また、お願いしますね。
順子様
コメント有難うございます。
ご存知ですか、「花しずく」の菜緒子さま、今年いっぱいでブログを閉鎖されるそうです。
ゆきひとさんといい、ちょっとHなブログって、なかなかむずかしいのでしょうか?
順子様は、何卒、気長によろしくお願い申し上げます。
コメント有難うございます。
ご存知ですか、「花しずく」の菜緒子さま、今年いっぱいでブログを閉鎖されるそうです。
ゆきひとさんといい、ちょっとHなブログって、なかなかむずかしいのでしょうか?
順子様は、何卒、気長によろしくお願い申し上げます。
伊集院 |
2017.11.07(火) 21:11 | URL |
【編集】
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更新有難うございます。
この温泉の女性の胸の画像、順子さんではないですが、とても素敵ですね。
臨場感たっぷりです。もしかして、今回は、湯船のお湯を揺らしてしまうでしょうか?
楽しみにしています。