2ntブログ
04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

「みつ川」での夜2

2014.12.04 (Thu)


先にお話をしていたように、二次会は私が時々使う、日本酒が自慢のお店にお連れしました。

お店はしっとりとした、和式の個室です。
主人や友達と何度も来たことがあるので、安心してお誘いできました。

雪見障子を下ろせば、よく磨かれた廊下を横切る他のお客さんからの視線を遮ることができるし、
卓上の呼び鈴のボタンを使わなければ、仲居さんは来ることはなく、
とっても、落ち着けるんですよ。

66524.jpg


北陸の日本酒、飲み比べセットがあるので、それを頼みました。
これも、いつも頂くもので、それぞれの量も余り多くなくて、
何種類かのお酒の味、楽しめるんです。

お互いのセットのお酒、一口づつ飲んだ後、
これはどれでしょうって、目を閉じて銘柄当てをしたりして、
蔵元さんにも、とっても喜んでいただきました。

640x640_rect_30416873.jpg

この街で、お料理のことを話すときに忘れてはいけないのは、
いえ、忘れるはずもないのが、
この街と縁の深い、北大路魯山人先生のこと。
当然、蔵元さん、ご存じで、
「みつ川」の時と同じように、
私も知らない、魯山人先生のこと、
たくさん、教えて頂き、本当に勉強になりました。

「ブログ、面白いですね」
美味しいお酒、身体の中に随分と滲みわたったころ、そう、言っていただきました。
きっと、私の頬、薄桃色に染まっていたと思います。

「ありがとうございます。でも、やっぱり、恥ずかしいです」
「えぇ、あなたのようなお綺麗な奥様が、あんなに、大胆なんだから」
私、下を向いて俯くしかありませんでした。
それはそうですよね、あんなに恥ずかしいこと、
赤裸々に書いてあるんだから。

c275402b.jpg


「順子さんの本当の写真、どれでしょうって、
皆さんが、コメントに書いてたこと、ありましたよね」
えぇ、蔵元さんに言われたように、
私の本当の写真はどれでしょうかって、何人かの人に、コメントでいわれたことがありました。

「あなたの文章から想像して、私はこれだって思ったんですが」
そう言うと、蔵元さん、自分の携帯電話を手早く操作すると、
画面に映った数枚の写真を私に見せたんです。

「あっ!」って、
私の、驚いた表情が、蔵元さんへの返答でした。

主人に撮ってもらったもの、自分で撮ったもの、
白い身体、たわわな乳房、それはブログに載せた、まぎれもない私の恥ずかしい裸身だったんです。

b9f70468-s.jpg


「やっぱり」
そう言うと蔵元さん、嬉しそうに微笑んで、
私の身体をあらためて眺めました。
やだぁ、写真の私を見て、
今、ご自分の目の前にある、洋服に下に隠された私の身体を想像したんでしょうね。

「恥ずかしいわ」
私、そっと、ブラウスの胸元を直しました。

2014-10-20 13.36.23


「お綺麗な身体なんですね。ふくよかな胸なのに、驚くような腰のくびれだし、
 それに、とにかく、白い肌が素晴らしい。まるで、上品な芸術のようだ」って、

43aedd7b.jpg


酔いのせいでしょうか、
少しだけ息遣いが、乱れた出したことが自分でもわかりました。

「もう少しだけ、お付き合いしてもらってもいいですか」
そう言われた私は、ためらうこともなく、そっと、うなづいたのです。

お店を出た後、酔いを醒ましましょうかって、暫く、川沿いの道を歩きましたが、
どちらからともなく腕を絡め合いました。

82325_400.jpg


彼の肘が、自然と私の胸元のふくらみに当てられたこと、
私、特に、嫌がりもしないで、そのままゆっくりと寄り添って歩いたんです。
彼の肘でそっと揉まれるようにされた私の左の乳房、
酔いのせいでしょうか、お気に入りの下着の中で、
それまで意識してなかったやわらかな乳首が、
キュウンと硬くなりだしたのが分かりました。
蔵元さんにはわからなかったでしょうね。何も、言わないで黙って歩いてたけど。

5167ed26-s.jpg

蔵元さんとの出合った初めての夜。
彼の肩越しに、朧の月をうっすらと眺めることのできる、そんな静かな晩秋の夜でした。

それから、二人どうしたかって、
ふふ、それは、ひ・み・つ です。

d0138240_17312283.jpg




関連記事
07:14  |  「順子の日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(7)

Comment

ええええーっっっ!!!
秘密ですか?

こっそり教えて欲しいです(^^;)
 |  2014.12.04(木) 15:10 | URL |  【編集】

こっそり教えて欲しいです(^^;)

おはようございます。
いつも、コメント、ありがとうございます。

「こっそり教えて欲しいです(^^;)」
ふふ、駄目ですよ、教えられません。

思い出深い夜だったことは、
間違いありません。
また、お会いしたい人だったんです。

コメント、ありがとうございました。
また、お願いしますね。
順子 |  2014.12.05(金) 07:13 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

おはようございます。
コメント、ありがとうございます。

先日は本当にありがとうございました。
思い出深い夜を過ごすことができました。
こちらは寒さも本格的になって、
町全体が冬の装いになっています。

公開コメントでかまいませんよ、
もしご迷惑でなければ。

寒さ厳しい折、ご自愛されてお過ごしください。
順子 |  2014.12.05(金) 07:17 | URL |  【編集】

ご主人の人徳?

おはようございます。
寒くなってきましたね。

ふふ、主人の人徳?
どんな人徳なんでしょうね。
人妻としては、本当に困った人徳なんですけど、
そんなこと仕方のないことと思ってあげるのも、
妻の務めなんでしょうね。

出会いはありがたいことと思っています。
それが、困ったことでも仕方のないことだと思っているんですよ。

コメント、ありがとうございました。
また、お願いしますね。
順子 |  2014.12.05(金) 07:22 | URL |  【編集】

おはようございます。

早速にコメント頂戴し、恐縮です。
本当にこの所、寒波に見舞われ、金沢も相当冷え込んでいらっしゃることと存じます。どうぞ、風邪などひかれませんように。
それにしても、金沢は特別な場所に感じます。勿論、順子さんを含めて。素敵な時間を共有できました事、感謝です。
いずれ又、お伺いしますね。
それにしても、順子さんも早起きなんですね、、、
寅之助 |  2014.12.05(金) 10:59 | URL |  【編集】

金沢は特別な場所

寅之助さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございました。

えぇ、今日は風も強くて寒い日でした。
雪も随分と降るみたいです。
東京はいかがですか。

朝は早いですよ。
って、言うか、ご存じのように、
私、脳天気で、あんまり寒さ、暑さを感じないんで、
7時には起きて、大好きな主人のために、
朝ご飯の準備をします。
今はちょっとたいへんですけど、
余り苦にはなりません。
特に、前の晩にしっかり愛してもらった朝とかは、
幸せを感じながら、準備してますよ。
ふふ。

東京もこれから寒くなるでしょうね。
都会は雪に弱いから、気をつけてお過ごしくださいませ。
順子 |  2014.12.05(金) 17:48 | URL |  【編集】

Re: 素敵です。

隠れ順子ファン^_^ さん、おはようございます。
コメント、ありがとうございます。

胸の画像、本当の私のものかどうか、
想像してみてくださいね。
さぁ どうなんでしょうね。ふふ。

Tさんとのこと、
本当は、書きたくなかったんですが。
楽しみに待っていてください。

それに、今月末、いつもの年のように、
また Tさんの別荘、皆で泊まりに行く予定なんですよ。
何もなければいいんですけど。

コメント、ありがとうございました。
また、お願いしますね。
順子 |  2014.12.08(月) 09:28 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://jo6ehm.blog.2nt.com/tb.php/268-9f944ccf

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |