ハワイ旅行5
2019.06.15 (Sat)
ハワイ旅行 花火
今日は楽しみにしていたシダの洞窟の見学。
アパエカア・フォールズで綺麗な緑の中の滝を見学した後、
ツアーの皆さんが乗れるおっきな木造の舟で、ゆっくりとワイルラ川のさかのぼり、
着いたところから、暫く歩くと、
天井にシダが逆さに生えている洞窟に到着、神秘的な雰囲気でした。
前のテラスでは、五、六人のグループがフラダンスを披露されていましたが、
この踊りを見るためにだけ、ここに来ても良いと思えるほど、
踊りも歌も、本当に素敵で、涙が出るほど感激しましたよ。
皆さんも、是非、来て見てくださいね。
午後、カウアイ島からオアフ島に移動。
ハワイの玄関口でもある、ホノルル空港から、
海沿いを30分程走って、ワイキキのホテルに着きました。
わぁ、やっぱり素敵だわ、ワイキキの浜辺、
花が開いたように、色とりどりの水着やビーチパラソルが彩る白い砂浜、
南国のしるし椰子の木々、そして、遠くにはダイヤモンドヘッド。
部屋に入り、早速、トランクから水着を出していると、
「ワイキキ用の水着、買ったんだろ。一度、裸になって、着て見せてよ」
なんて、パパが言うから、恥ずかしかったけど、
椅子に水着を掛けると、ゆっくりと下着脱いで、
何も着ていない裸の身体、見てもらったんです。
「あぁ、良いね、素敵だよ、順子」
「パパ、どうするの、私、里子さんと、ビーチ行っちゃうわよ」
「後から、M先生と行くから」
「早く来てよ、この水着だって、パパに見てもらうために買ったんだから」
ホテルからビーチまで歩いても直ぐだけど、
日差しのこともあるし、水着だけじゃ恥ずかしいから、
里子さんと一緒に買った、カバーアップ着ていきました。
でも、ビーチに着くまでの、ほんの僅かな細い道で、
同じくらいの歳の日本人の男性から、
「一緒に、ビールでも」って、声、掛けられたんですよ。
素敵な人だったけど、危ない、危ない。
ワイキキビーチ、思っていたよりも人が少なくてよかったです。
それでも、私たちみたいなホテルのお客さんや、地元の人たちが、
常夏の浜辺での時間を、思い思いに楽しんでましたが、
やっぱり、ペアの人たちの方が多かったですね。
ホテルで用意してあるパラソルの下のチェアーに寝そべると、
爽やかに海風が吹き抜ける、ワイキキのビーチでの時間を満喫しました。
里子さんのやわらかな手のひらに、日焼け止めの白い液が滴り、
その手が、チェアーに横になった私の突き出た胸元や、
お腹、そして、太ももを這い回りました。
気持ちが良くて、時折、微かな桃色の声が漏れましたが、
それが、面白かったのでしょうか、里子さんの指、
それまで以上に、危ういところにも、伸びてきたようにも、感じられたのでした。
チャアーに横になって、二人でごろごろしてると、
何人もの男の人に、声を掛けられました。
日本人の人もいたし、そうでない人もいました。
若い人も、私たちより歳が上だとも思える人もいました。
いろいろな人たちが、
常夏のこのビーチで、アバンチュールを楽しんでいたのでしょうね。
私も、食べられてしまわないように、気をつけなきゃ。
あっ、ビーチでの飲酒は禁止だし、街中でも、決められたお店でないと、
アルコールは厳禁みたいです。
なんだか開放的な場所だけに、ちょっと、びっくり!
海から戻り、少し早かったけど、夕食にしました。
ハワイ島とカウワイ島では、ハワイの地域の料理を頂きましたが、
ここでは、カジュアルな雰囲気の中で、ステーキやオマール海老、楽しめましたよ。
食事が終わった後も、パパたちは飲み足りないみたいだったので、
今夜は、ホテルの前のビーチで見学できると教えてもらった花火を、
里子さんとふたりで、見に行くことにしました。
思いもかけず、日本のものに負けないような、
大きな本格的な花火が、海の上に映って素晴らしい夜景でした。
パパたちも、来ればよかったのに。
けれど、暗い夜空を彩る花火と身体の奥に響くその音は、
不思議に、何かの、幕開けのようにも感じられたのです。
花火、今夜は偶然で幸いだったんですが、曜日を決めて、上げられているようですよ。
花火見物の皆さんで、ごった返す歩道を、里子さんと散歩しました。
道の片側に、フードトラックが続いていて、いろいろな食べ物を販売してましたが、
見るだけでも楽しかったですね。
「ねぇ、里子さん、このガーリックシュリンプだって、美味しそうだわ」
そう言って、隣にいるはずの里子さんに声をかけて、袖を引いたんですけど、
そこには、いつのまにか隣のフードトラックに移っていた里子さんの代わりに、
知らない年上の女性から袖を引かれてしまった、背の高い、男の子が立っていたのです。
「あらっ、ごめんなさい、まちがっちゃったわ」
びっくりして、慌てている私を見下ろすようにして、
「えっ、あぁ、美味しいですよ、僕もそれ、よく食べます」
「日本の方なんですね」
「あっ、えぇ、こっちの大学に留学してるんです」
ストレートな前髪が揺れて、利発そうな顔立ちが見えました。
笑いながらこっちを見ている里子さんと一緒に、
彼の行きつけだっていうお店に連れていかれたんです。
大通りからしばらく歩くと、若い人たちが行くには、ちょっと地味なお店でしたが、
外の喧騒からは、想像できないほど、静かな店内で、
ハワイには似つかわしくない、ニューヨークのジャズが流れていました。
「へぇ、ホノルルにも、こんなところがあるのね」
里子が店内を見渡しながら、ぽつりと言ったんです。
ウォッカをベースにしているらしい、トロピカルドリンクで乾杯。
里子さんの隣に座った逞しい彼の友人も、
同じ大学に通う日本人の留学生ということでした。
お話、弾みましたよ。
驚いたのは、彼、私が卒業した京都の大学の、系列校の卒業で、
お母さんは、今私が住んでる街の、ほんの隣町のご出身ということだったのです。
そんな心地よい話が重なり合い、そして溶けあい、
僅かな時間の間に、私のこころ、いくらか彼に引かれていったのかもしれませんね。
それに、夕食の時に飲み過ぎたワインと、
ここでのウォッカが効いていたのかもしれません。
段々と眠たくなって、彼の逞しい胸にしなだれかかった私の視線の先には、
やだぁ、さっきの彼の友人と、
くちびるを重ねようとしていた里子さんの横顔が見えたのです。
まだ、それほど遅くなかったはずでしたが、
大通りから少し離れた木立の細道に人影はなく、
うっすらとした街灯が射しているだけでした。
けれど、そこにある木の幹に両手を突かされた私は、
彼がめくり上げようとしているスカートの裾を、慌てて降ろそうとしていたんです。
後ろから抱き締められ、首筋と耳元に、彼の熱い息遣いと、濡れたくちびるを感じると、
思わず、身体を仰け反らせてしまった私。
後ろから、薄いスカート越しに押し付けられた腰には、
私の身体を求める、彼の男の人としての情熱と、
恐ろしく固い、男の人のものを感じてたんです。
「すぐに済ませるから、いいでしょ」
「駄目よ、夫がいるのよ」
「順子さんが、素敵だから、堪らないんだ」
めくりあげられたスカートの奥から、下着が降ろされようとしたとき、
私は観念して、彼の前に膝間づきました。
もう、そうするしかないように思えたのです。
「堪忍して、出してあげるから。ねっ!」
恐ろしいほど熱い彼の男の人のもの、柔らかな手のひらに包むと、
男の人が女の人を抱いた時に、揺する腰のように、ゆっくりと動かしていたし、
細い彼の声に、我慢できない私のあえぎ声が、重なるように聞こえていたんです。
興奮した若い彼を悦びに導くことは、
人妻の私には、それほど、難しいことじゃなかったのかもしれません。
けれど、もしかして、あと少し、彼が我慢出来たら、
私自身が、燃え上がるような身体の熱さ耐えきれないで、
きっと、驚くほど硬い彼の男の人のもの、お口の中に含んでいたかもしれませんね。
さっき、彼の手が少し乱暴に開いた私の薄いブラウスの胸元に、
彼の曇ったような唸り声と同時に、
塊のような、青臭い強い匂いのする、彼の熱い精液がはじき出されたのは、
幾らもしないうちでした。
それは、胸元に、頬にも、そして、くちびるにも、降りかかりましたが、
それは、仕方のないようにも思えたし、
むしろ、私が望んだことのようにも思えたのです。
いえ、それをお口の中に出してもらって、飲み下せなかったのは、
むしろ、残念にさえ、思ったのかもしれません。
瞼を閉じ荒い息を聞かせながら、私、彼がすっかり出してくれるように、
彼のものを包んだ柔らかな手の平、動かし続けていたのです。
胸元に滲んだ彼の精液の匂いを心配しながら、
ひとりでホテルに戻りましたが、パパはまだ、帰ってませんでした。
急いで、ブラウス、揉み荒いすると、シャワー浴びたんです。
いつもは困るくらいの元気な旅先だっていうのに、
この旅行の間、パパ、私のこと、抱いてくれないんですよ、
里子さん、M先生から、困るくらいたくさん、身体の奥に出してもらっていたのに。
だから、今夜みたいなことになるんだわ。
そんなことを想いながら、冷たいベッドの上で、そっと目を閉じたのでした。
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