ハワイ旅行5-2 過ち
2019.06.21 (Fri)
ハワイ旅行四日目2 過ち
そっと、瞼を開くと、満天の星空から降り注ぐ僅かな光が、
ベッドの上の天井に、僅かに忍び込んでいるように思えました。
けれど、恐ろしいような快感が、自分の身体を染め上げていることに気が付いたのです。
太ももが、乳房に触れるほど、折り曲げられて、
その太ももの付け根からは、溢れる愛液を、
ぴちゃぴちゃと啜る恥ずかしい音が聞こえていました。
目を覚まし、幾らもしないうちに、柔芽を上手に舐め上げる舌の動きに耐えられず、
女としての、悦びに昇り詰めること、告げていました。
たわわな乳房が反り返り、腰が持ち上がり、恐ろしいような瞬間に、
誘われてしまっていたのです。
治まらない麻痺が走る、白い女体をうねらせて続けていましたが、
うっすらと開き、おびたたしい愛液を滴らせていた秘唇の溝に、
驚くほど熱い男の人のものの先がなぞりつけられると、
「パパ、早く、ちょうだい」
そう、叫んでいました。
それに、応えるように、私が浮き上がるように腰が押し付けられると、
愛液に助けられた太い男の人のもの、
一気に肉壁を押し開き、一番奥にまで、届いたのでした。
そして、その瞬間に気が付いたのです。
今、間違いなく、しっかりと身体の奥に迎え入れた硬い男の人のもの、
それは、パパのものではなく、紛れもなく、M先生のものだったのです。
「嫌、駄目、先生、どうして」
そう、叫ぶと、激しく身体をくねらせ、
信じられない、その現実から逃げようとしましたが、
しっかりと繋がり合ってしまった二人の身体を、離すことはできなかったのでした。
身体の奥で、脈打つ太いものを感じていました。
そして、それに応えるように、私の肉壁が、女の務めを正直に果たすように、
M先生の男の人のもの、締め付けているのが感じられたのです。
自分の男の人のもので、しっかりと繋がった、私の身体の奥を味逢うように
ゆっくりと腰が振られると、
人妻ではなく、女としての正直な身体が、心ならずもそれに応えだして、
湧き上がりだした悦びにから逃れるように、
細い泣き声を漏らしながら髪を振り乱し、もだえる私の白い身体、
見下ろしている彼の視線を強く感じていたんです。
「あぁ、なんて絞まるんだ、順子さんの」
そんな聞きたくも無い曇った声を聞かされると、
「もぅ、我慢できない」
そんな女の人のような細い声が降りかかり、
それまで、ベッドの上に突かれていた彼の両手、私の肩口から回されて、
息が詰まるほど抱きしめられたのでした。
それは、男の人が、思いを遂げるときが、
もう、間近に迫っていることを思わせるものだったのです。
「いや、駄目、かんにんして!」
恥毛が絡み合い、幾らの隙間もないほど、身体を繋ぎ合ってしまっても、
夫ではない彼の男の人のしるし、自分の身体の奥に注がれてしまうこと、
それは、いたたまれないことだと強く感じられたのでした。
けれど、私の願いではなく、自分の男の人としての本能に任せた彼、
私の腰が浮き上がるほど、強く逞しい腰を突き上げると、
とうとう、私の身体の中で、それまで以上に太さを増したもの、
脈打ちだしてしまったのでした。
なぜだか、それに応えるように、彼の背中に回してしまった私の両腕、
自分でも驚くほど強く抱きしめていたし、彼がすっかりと済ませてもらえるように、
奥に温かいしるしを注がれだした腰、
跳ね上げるように浮かせながら、擦りつけていたのでした。
何度も、何度も、曇った声を聞かせられながら、
私の太ももを押し開いた逞しい腰、突き入れられました。
その度に、男の人のもの、幾度も脈打ち、おびただしい温かな精液、
しっかりと身体の一番奥に注がれたこと、分かったのです。
ベッドサイドのライトから放たれる、淡い光が漂うベッドの上で、
彼の求めた思いを遂げた、繋がり合ったふたりの姿のまま、
抱きしめられ、治まらない喘ぎと息遣いが重なり合う中で、
ただ、涙がつぅーと、私の頬を伝うのがわかりました。
彼のくちびるが、唾液に濡れた私のくちびるを求めてきたときも、
幾らか髪を揺らしただけで、その舌先が、自分のくちびるを押し分けて、
入り込んできたことを許してしまったこと、
彼のしるしを注がれ、
もう、他人ではなくなった事実を、自分でも納得していたのでしょうね。
私の身体に入り込んできたときと、
幾らも硬さを失っていないとも思えた彼の男の人のものが、そっと、秘唇から抜かれると、
上質な白いシーツの上に、たった今身体の奥に注がれた、塊とも感じられる彼のしるしが、
ゆっくりと流れ出したことがわかり、
それは、私にとっては、取り返しのつかない時間であっても、
彼にとってはひどく望んでいた時間が、まぎれもなく過ぎたこと、
はっきりと知らされたのでした。
喘ぎの治まりかけた私の身体の上を、
M先生の温かな手のひらが、名残惜しそうに這い回っていました。
その指先は、首筋を、乳房を、太ももをなぞり、
身体の繋がりを終え、他人ではなくなった私を、
ゆっくりと「観察」しているようにも思えたのです。
彼の男の人のしるしが、太ももの内側を伝い流れるのを感じながら、
よろけるようにして浴室に向かった私。
テッシュを使ったはずなのに、
太ももをそっと広げると、塊のような、先生の精液が流れ出し、
取り返しのつかない時間を納得させられたのです。
シャワーを終えると、しっかりと巻いた清潔な白いバスタオルが、
くっきりとつくった胸元の深い谷間を気にしながら、
仕方がないままに、リビングに戻りました。
取り返せるのはずのない時間を、今は、忘れようとして、
ソファーに座り込んでいましたが、
入れ違いに入っていた浴室から、暫くして出てきたM先生、
私の手を引いて、傍らの椅子に座った自分の前に膝間づかせました。
頬に当てられた熱いものを感じ、彼が望むことを知らされました。
髪を揺らし、両手で腰を押し戻そうとしたのに、
一度、身体を繋げ合い、他人ではなくなったからでしょうか、
くちびるを押し開き、彼の男の人のものがお口に入り込むの、
拒みきれなかったのです。
「飲んで欲しいんだ」
そんな恐ろしい言葉の終わらないうちに、私の後ろ髪にそっと両手が触れ、
私のお口の中の温かさと、舌の感触を味わうようにして、
ゆっくりと彼、腰、振り出したのでした。
それは、いたたまれないことでもありました。
けれど、男の人のもの、身体に迎えるときと同じように、
さっきまで、彼の男の人のしるしを滴らせていた秘唇が、
しっとりと潤い始めたことを感じていたのです。
自分でも気が付かないうちに、拒むために彼の腰に当てられていた両手が、
上手にリズムをつけながら、迎えるように、動いていることに気が付きました。
それは、早く、彼の求める瞬間に、導こうと誘う動きだったのかもしれません。
今夜、二度目だというのに、唸り声と同時に私の口の中に弾き出されたものは、
驚くほど、熱く、おびただしい量のように思えました。
その量と、青臭い強い匂いに、うろたえながらも、
懸命に彼の液、啜り飲んでしまっていたのでした。