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金沢百万石まつり 「秋吉」

2017.12.04 (Mon)


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思い出しただけでも、身体の奥が熱くなってしまう、
Tさんとの京都での一夜から暫くした六月に、
故郷のお祭りのひとつである「金沢百万石まつり 踊り流し」、
Tさんの奥さま桐子さんと、友人の葵さんと三人で見に行きました。

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二時間ほどの踊りですが、いろいろな団体の工夫を凝らした踊りがあって、
楽しめますよ。
皆さんも、是非、来られてみてくださいね。

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見学して、一時間ほどしたところで、葵さんがお腹すいたっていうから、
香林坊のせせらぎ通りにある、焼き鳥屋さんの「秋吉」に行くことになりました。
カウンターしか空いてなかったけど、楽しかったですよ。

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「焼き鳥って、本当に久し振り。たまには、良いわね」

ビールで乾杯して、さっそく、お任せの焼き鳥いただきましたが、
たれが絡んだ焼き鳥で、とっても美味しかったです。

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「ねぇ、京都で、何してるの。お見舞い以外に」
「とくに何にもしてないわ。結構、叔母さんのことで忙しいの」
「そう、でも、京都の街、順子みたいな綺麗な人妻、ふらふら歩いてたら、
 声、掛けられるでしょ」
「そんなことないわ、時々、お寺や神社見学に行くけど、何にもないのよ」
「へぇ、ねぇ、順子、うちの主人と、京都で逢ってない?」
どきって、して、思わず、顔、伏せてしまいました。

「昔から嘘つくの、へたなんだから。やだぁ、順子、相変わらず、Tさんに抱かれてるのね」
そんな葵さんの言葉に、上手に答えることできなかったのです。

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昔から、私と、Tさん、身体の関係があること、桐子さんも葵さんも知ってるんですけど、
今も、この間みたいに逢っているってことは、知らないはずなんです。

「駄目よ、順子、Tさんとだらだら、続いたら。
それとも、Tさんのもの、あなたの身体が忘れられないのかしら?」
「いいのよ、葵。私もよろしくやってるから。でも、順子、まだ、そんなふうに若いから、
 Tのもので妊娠しないでよ。ややこしいことって、嫌いだから」
 
グラスに添えられていた指の震えが止まらなくて、手を胸に当てるしかありませんでした。

「順子のおっぱい、Tさんの方が、忘れられないのかもしれないわね」
「そうなのよ、私のこと抱きながら、順子のこと、いろいろ、言うことあるんだから」
「やだぁ、そんなことあるの?」
「順子のおっぱい、もう少しおっきいとか、順子の中もっと締まるとか」
「まぁ、恥ずかしい。そんな時って、桐子さん、順子の代わりに抱かれてるってわけね」

「やめてよ、もう」
桐子さんに謝ったら、この間のこと、分かってしまうし、そう、言うしかなかったんです。

「あのぅ、乾杯、いいですか?」
隣の三人組に、そう声を掛けられたのは、言葉に詰まってしまった私には、
助けられたタイミングでした。

まだ、二十代後半の会社員、乾杯した後、席を変えて、
女性のそれぞれの隣に彼らが座ってくれました。

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ゴルフの後の、打ち上げだそうで、ビールやハイボールのお代わりが続いて、
それに合わせるようにして、私たちもグラス空けちゃったんです。

酔いが少しづつ、身体の奥にまで、沁み込んでいくのが分かりました。

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私の隣に座った彼、背が高く清潔そうな印象で、言葉遣いも丁寧で好感が持てましたよ。

「皆さん、奥様なんですよね」
「えぇ そうよ。子どももいるのよ」
「良いなぁ」
「何が?」
「旦那さん、お幸せですよね」
「さあ、どうかしら、でも、どうして?」
「だって、あなたみたいな素敵な人、自分の好きにできるんでしょ」
「それはそうよ、夫婦なんだから」
「毎日?」
「えっ?」
「旦那さんと」
「やだぁ、そんなこと、ないわよ」
「僕だったら」
「僕だったら?」
「会社から帰ったら、もう、朝まで放さないけど」
「まぁ、情熱的ね」
「嫌?」
「嫌じゃないわ。愛されることは、幸せなことだから」
「じゃ、いいでしょ」
「えっ、何?」
「場所、変えません」

そんな彼の誘いに、とろんとした眼差し、彼の隣に座っていた葵さんの方を向けました。

あらっ、お相手の男性から、手を握られ、二人の指が絡み合っていました。
そして、彼の指が、葵さんの薬指から、きらきらとした指輪、
ゆっくりと外そうとしていたんです。

「すいません。僕たち二人、先に出ますから」

葵さんの左指から、人妻の証である指輪を抜き取っ彼、
葵さん、背中に手を添えられると私たちのこと見ないままに、
お店を出て行ったのでした。

「良いでしょ、僕たちも。
あぁ、マンション、すぐ近くなんです。飲み物もあるから、そこで、ゆっくり」

お店を出ると、まだ、お祭りの喧騒で、街はごった返していました。
すれ違う、沢山の人の波をすり抜けるように、そっと腰を抱き寄せられたまま、
思いもしなかった場所と時間に、向かい始めていたのでした。

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その後のことは、ふふ、ひ・み・つです。


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14:51  |  「順子の日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(3)
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