今夜も一夜妻 福井編4
2020.11.24 (Tue)
短い間に、二度、悦びに昇り詰めると、身体を震わせました。
望んだわけではなかったはずなのに、身体は正直だったんですね。
自分でも知らない間に、彼の広い背中に手を回してしまっていました。
もしかしたら、指先さえ立てていたのかもしれません。
「ほらっ、我慢できないでしょ」
抱きしめられたまま、頬を合わせた耳元に、熱い彼の息が吹きかけられました。
「駄目、堪忍して。あぁ」
「ほらっ、僕のものが欲しいって言ってごらん」
彼の舌と指に翻弄され、乱れ切った私の耳元に、
そんな、彼の曇った声が吹きかけられると、
一度、大きく髪を揺らしましたが、
どうしようもない高まりに翻弄された私、そんな身体の要求に正直に応えるように、
彼の望むままの言葉、漏らしてしまったのでした。
「あぁ、お願い、西村さんの」
ゆっくりと、押し付けられた彼の男の人のものの一番先、
太く膨れ上がったものが、
受け入れる準備を終えた私の秘唇、ゆっくりと押し開き、
少しずつ、進み、戻り、そして、また、進み、
身体の奥の、熱い肉襞を押し開くと、
私は、たわわな乳房を仰け反らせながら、息を止めて、根元までしっかりと受け入れました。
そして、彼のものが、今まで知らないと思える、自分の奥にまで届いたと思える瞬間、
身体の芯を、思いもかけないほどの、強い悦びが走り抜け、
彼の逞しい背中、爪さえ立てるようにして、抱き寄せていたのです。
「あぁ、なんて絞まるんだ」
荒い息の彼、二度三度と、確かめるような強い突き上げで、
私の身体の肉襞を楽しんでいたのでしょうね。
「一度、出させてもらうよ」
幾らもしないうちに、
自分の男の人のもので、しっかりと繋がった私の白い身体を見下ろしながら、
それまで以上に、乱暴だと思えるほどの腰の動きで、
私を追い詰めたのでした。
すっかり、彼の腰の動きに合わせ、迎えるようなに嫌らしく腰をうごめかせていた私、
心配のない時期であること、もう一度、数えると同時に、
今夜、こうして、初めて身体を繋ぎ合った彼の男の人のものの先から、
おびただしい男の人の欲望の液、自分の身体の奥に注がれることが目に浮かぶと、
それにつられるようにして、正直に肉襞が絞まりだし、
出来るだけ沢山の、彼の男の人のしるし、欲しがっていることが分かったのでした。
汗を感じるほどの、激しい突き上げの後、身体がずり上がるほど、腰が押し付けられ、
彼、時折、唸るような声を漏らしながら、とうとう、腰を震わせ出したんです。
射精は、驚くほど永く続きました。
私は、これ以上は無理だと思えるほど、太ももを開き、逞しい腰を迎え入れ、
恐ろしいほどの叫び声を出してしまうことがいたたまれなくて、
あれほど拒んだ彼のくちびるに、自分の方からむしゃぶりついてしまっていました。
舌を絡ませ合い、唾液がお互いのお口の中を満たし続けました。
私、自分から声を漏らしながら、涙を潤ませ、
彼の望むがままに、長い時間、舌を吸われ続けられたんです。
「あぁ、良かったよ。よく、絞まるんだね」
幾らも硬さを失わない彼の男の人のものが、私の中を味わいようにゆっくりと動くと、
暖かさの中で、名残惜しそうに、私の肉襞が、最後の一滴まで搾り取るようにして、
そんな彼の言葉に応えるように、
じわって何度も絞めつけているのが、自分にも感じられたのでした。
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