今夜も一夜妻 福井編2
2020.11.10 (Tue)
浴衣越しだとはいえ、彼の男の人のもの、手に触れたことから、
幾らか、足元をふらつかせながらも、
彼の逞しい身体に、しなだれかかるようにして、お部屋に戻りましたが、
さっき言われた彼の言葉に、気持ちとは裏腹に、
身体の芯が、ゆっくりと、その時間のための、
準備を始めようとしていることがわかりました。
淡い光が広がる、豪華な客室のベッドサイドには、しっかりとした三脚が立てられ、
高価なカメラが載せられていることがわかると、
夫ではない、今日逢ったばかりの彼と過ごす時間が、
心配していたような時間であること、しっかりと納得させられたのです。
一度、そのカメラに近づいた彼、なにかしらの操作をすると、
ゆっくりと、私に近づいてきましたが、その彼の背中の向こうから、
自動的にシャッターの切れる音が、聞こえ始めました。
彼の息遣いが近づいてくると、
私は、小さな声を上げると同時に、浴衣の重ねが開かれ、
微かな擦れる音をたてて、帯が解かれると、
慌てて胸元を隠そうとしたのに、
僅かに下着が隠していた豊かな乳房の谷間に、
彼の唾液に濡れた熱い舌が這い回りだしていたんです。
「駄目ですよ」
そう言ったのに、当たり前のように、許してはくれませんでした。
それどころか、巧みに背中に回された彼の指先が、ホックを上手に外したブラ、
ちょっと乱暴に、抜き取ると、
たわわな乳房が、こぼれるように、彼の眼の前にこぼれ出てしまったんです。
「なんて、豊かで綺麗な胸なんだ。身体は細くて清楚なのに」
そう言うと、露わになってしまった、双の乳房、その柔らかさを確かめるように、
背中から抱きしめられながら、ゆっくりと揉み上げましたが、
重なり合う二人の前、
先に目に付いていた、三脚の上で、自動でシャッターを切っているカメラのレンズには、
その掌の平の動きに悶える私の姿が写し続けられていたのでしょうか。
身体を左右に振って、這い回る両手から逃れようともしましたが、
指先に、硬くとがってしまった乳首を摘ままれると、
全身に広がる淡い快感に、身体を悶えさせ、甘い声を漏らしてしまったのです。
仰け反った頤に手を添えられ、
肩越しに、くちびるが近づいたことがわかりましたが、
思わずうつむいて、かろうじて、逃れることができました。
くちづけは、紛れもなく深い愛情のあかしだと思える行為、
さっき、逢ったばかりの彼と、今、くちびるを重ねあうこと、
とても、できないと思えたのでしょうね。
首筋に、首元に、唾液に濡れた彼のくちびるが這いまわりましたが、
私とのくちづけを諦めたそのくちびるが、
ベッドに横にさせられ、浴衣の重ねを開かれた私の胸もとに降りてきて、
寸前まで、摩られ、摘ままれ、硬く尖ってしまっている乳首、
熱い舌先で嘗め回すと、ゆっくりと含んだのでした。
身体中に、快感が広がり、思いもかけず腰が浮きあがったと同時に、
上手に下着が抜かれた太もも、ゆっくりと広げられ、
一番恥ずかしい女の部分に、
彼の、熱い息遣いが近づいてきたのがわかりました。
そこは、熱を帯び、紛れもなく、男の人を迎えるための準備、
もう、しっかりと終わろうとしていることが、私にも感じられていたのです。
「嫌」
そう言った時には、唾液に濡れた彼のくちびるが、ねっとりと柔芽に張り付き、
二本の指先と舌先が、愛液に塗れてしまった肉襞を開き、
ゆっくりと入ってこようとしていたのです。
「お湯を使わせてください」
「お願いだ、君の味、そのまま楽しみたいんだ」
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わんぱく |
2020.11.11(水) 18:11 | URL |
【編集】
わんぱくさん、こんにちは。
コメント、いつも、ありがとうございます。
愛情のないキスって、その時も感じられて、
なかなか、許したくなかったんですが、
やっぱり、だめでした。
それくらい、上手だったんでしょうね。
報酬のことは、前にわんぱくさんに、注意するように言われていたので、
書きませんでした。
お金のことは、満たされている毎日なので、
その額が、どうだったのか、わからないんですよ。
写真のことは、その時、何も考えられませんでした。
こんなことって、何度かあって、
今まで、困ったことがなかったからかもしれませんね。
それに、そのことで、
何か求めるような人ではないように思えたのかもしれません。
今回は、わんぱくさんに嫌われてしまいました。
今まで、たくさんのコメントをいただきましたが、
好きじゃないって言われたの、初めてのような気がします。
コメント、ありがとうございました。
呆れないで、続き、読んでみてくださいね。
コメント、いつも、ありがとうございます。
愛情のないキスって、その時も感じられて、
なかなか、許したくなかったんですが、
やっぱり、だめでした。
それくらい、上手だったんでしょうね。
報酬のことは、前にわんぱくさんに、注意するように言われていたので、
書きませんでした。
お金のことは、満たされている毎日なので、
その額が、どうだったのか、わからないんですよ。
写真のことは、その時、何も考えられませんでした。
こんなことって、何度かあって、
今まで、困ったことがなかったからかもしれませんね。
それに、そのことで、
何か求めるような人ではないように思えたのかもしれません。
今回は、わんぱくさんに嫌われてしまいました。
今まで、たくさんのコメントをいただきましたが、
好きじゃないって言われたの、初めてのような気がします。
コメント、ありがとうございました。
呆れないで、続き、読んでみてくださいね。
順子 |
2020.11.12(木) 14:59 | URL |
【編集】
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それに肢体を撮影されて公表されるかもしれない状況はどんなお気持ちでしたか?
以前素敵なカメラマンに撮影されて身も心も捧げた写真とは醸し出される空気が違うのでは…
今回の写真は淫乱な一夜妻でしかないような姿しか感じられません。
なんか順子さんが汚されるようで今回のこと好きじゃないです。