「桃色日記」 その6 歓声
2009.06.06 (Sat)
数日後 Y先生と例の青年が、出来たパンフレットを持って来校されました。
わたしは流石に先生とお話しすることは避けましたが、専門家だけあって、
生徒たちが歓声をあげる作品に仕上がっていました。
皆が覗き込んでいる後ろで、
「先生にもお世話になりました。お礼のものです。」
と渡された大きめの一目でアルバムが入っていると分かる封筒。
Y先生から目をそらしながら受け取った後、封筒の上から覗いて、
自分で顔色が変わるのが分かりました。
「この間言ったように、今度は玩具を準備しておきますから。では、近いうちに 又。」
そう言うと先生、軽くウインクして退室されました。かの青年は、
わたしと あれほど求め合い、繋がり、果て合った仲だというのに、
初めて出会ったような、恥ずかしそうな笑顔を見せながら続いて出て行きました。
先生 玩具を準備しておきますからだなんて。
その玩具で 又 わたしを 玩具にするつもりなんでしょうね。
主人が帰宅するまでの時間、覚悟を決めてアルバムを開きました。
写真① ベットに横になった女性の裸体を、足下の方から縦アングルで撮ってあります。
どのようなライトを当てたのでしょうか、一番恥ずかしいおんなの部分は
ほんの少しばかりの影もなく、すべてが鮮明に写されていました。
永い時間男の人のものを受け入れていたそれは、赤く腫れていて、
僅かに開いた部分からは、粘液の強そうな多量の精液がしたたり流れ落ちて、
清潔なシーツに白い盛り上がりを作っています。
曲げた膝の間から、豊かな乳房とやや大きめの乳首が見えますが、
顔の周辺はボケていて、ふっくらとした顔立ちと目鼻立ちの部分しか分かりません。
でも、わたしのからだに慣れ親しんでいる主人が見たら、
間違いなく自分の妻の裸体であると見抜くことは間違いありません。
写真② 女性の胸から下の姿です。
彼女の胸1メートル程上から横アングルで写っています。
左側には首筋から胸元の透き通るような白さと、女性自身の右手で鷲づかみにされ
乳首が勃起している乳房が見られます。
プリントの右側では、男の手が女性の太ももを左右に開いている性でしょうか、
両足の付け根にある薄い体毛の部分に、
男の赤みがかった逞しいものが三分二ほど、
挿入されているのがはっきりと撮られています。男の人のものは、
ふたりの愛液に濡れて光りを反射しています。
いえ。それは、精液なのかもしれません。
写真③ 女性の横顔のアップです。横顔というよりくちびるのと言った方が分かりやすいかも
しれません。
その肉感的なくちびるは男性のものを半分ほど飲み込んでいます。
くちびるの端から光る滴が見えていますが、
それが男性のものから射精されたものか、
交換した唾液なのかはよく分かりません。
写真④ 朝方の柔らかい光線の中で撮られた綺麗な写真です。
真上からのアングルですが、
女性の白い肌と若い男性の逞しい身体が重なり合って素敵だと思いました。
くちづけをしているのでしょう、彼女の顔は男性の頭で見えません。
女性の両足は大きく開かれその間に入っている彼の腰に絡んでいます。
両手も背中に回されていてふたりがしっかりと繋がっている様子がわかります。
射精はもう済んだ後だったのかもしれません。
恋人たちの交歓の美しさをうっとりと感じる作品のはずでした。
もし モデルがわたしと彼でなければ。
写真⑤ 獣の姿勢で繋がっている下半身の様子を上から撮っています。
ちょうどが腰を引いたときのショットでしょうか、女性のものから彼の太いものが
半分ほど抜けているのが見えます。
彼女のものが彼に引きずられ、内側の一部が一緒に外に出てきているのが
見えています。
彼のものに白い液の絡みが見えるところから、
射精が終わった後なのかもしれません。
写真⑥ 同じく獣の姿勢ですが、ふたりの全身を逆光気味で真横から撮ってあり、
からだの縁に綺麗な光の筋が出来ています。
後ろからしっかりと挿入されているらしい女性は、おとがいを仰け反らせ
その悦びの声が聞こえてきそうです。
男性の左手が伸ばされ たわわな乳房を少し乱暴に揉んでいる様子で、
指の間には尖ったやや大き目の乳首が見られます。綺麗な写真だと思いました。
この女性が、わたしでなければのお話ですが。
わたしは周りを見回すと、ゆっくりと右手を下着の中に滑り込ませました。
予想していたようにわたしのからだはその潤いに耐えきれず、
少しだけ左右に開いた口からにじみ出た愛液を滴らせていました。
五枚目の写真を見ながらいつものように慣れた動きを始めます。
からだの芯に悦びが走り抜け、恥ずかしいほど濡れたわたしのものからは、
舐めるような音が聞こえてきたのでした。
呼吸が荒くなって、その時が近づいているのが分かりました。
それから逃れるように左右に髪を振りましたがそれも虚しく、
本当は待っていた時が来たのです。
「ああ Y先生 だめ。 ああ 許して いっちゃう。Y先生 いっちゃう。」
そう 思わず口走ったY先生の名前と、目に浮かんだ先生のウインクにつられるようにして、
更に深い悦びの瞬間を、わたしは迎えたのでした。
わたしは流石に先生とお話しすることは避けましたが、専門家だけあって、
生徒たちが歓声をあげる作品に仕上がっていました。
皆が覗き込んでいる後ろで、
「先生にもお世話になりました。お礼のものです。」
と渡された大きめの一目でアルバムが入っていると分かる封筒。
Y先生から目をそらしながら受け取った後、封筒の上から覗いて、
自分で顔色が変わるのが分かりました。
「この間言ったように、今度は玩具を準備しておきますから。では、近いうちに 又。」
そう言うと先生、軽くウインクして退室されました。かの青年は、
わたしと あれほど求め合い、繋がり、果て合った仲だというのに、
初めて出会ったような、恥ずかしそうな笑顔を見せながら続いて出て行きました。
先生 玩具を準備しておきますからだなんて。
その玩具で 又 わたしを 玩具にするつもりなんでしょうね。
主人が帰宅するまでの時間、覚悟を決めてアルバムを開きました。
写真① ベットに横になった女性の裸体を、足下の方から縦アングルで撮ってあります。
どのようなライトを当てたのでしょうか、一番恥ずかしいおんなの部分は
ほんの少しばかりの影もなく、すべてが鮮明に写されていました。
永い時間男の人のものを受け入れていたそれは、赤く腫れていて、
僅かに開いた部分からは、粘液の強そうな多量の精液がしたたり流れ落ちて、
清潔なシーツに白い盛り上がりを作っています。
曲げた膝の間から、豊かな乳房とやや大きめの乳首が見えますが、
顔の周辺はボケていて、ふっくらとした顔立ちと目鼻立ちの部分しか分かりません。
でも、わたしのからだに慣れ親しんでいる主人が見たら、
間違いなく自分の妻の裸体であると見抜くことは間違いありません。
写真② 女性の胸から下の姿です。
彼女の胸1メートル程上から横アングルで写っています。
左側には首筋から胸元の透き通るような白さと、女性自身の右手で鷲づかみにされ
乳首が勃起している乳房が見られます。
プリントの右側では、男の手が女性の太ももを左右に開いている性でしょうか、
両足の付け根にある薄い体毛の部分に、
男の赤みがかった逞しいものが三分二ほど、
挿入されているのがはっきりと撮られています。男の人のものは、
ふたりの愛液に濡れて光りを反射しています。
いえ。それは、精液なのかもしれません。
写真③ 女性の横顔のアップです。横顔というよりくちびるのと言った方が分かりやすいかも
しれません。
その肉感的なくちびるは男性のものを半分ほど飲み込んでいます。
くちびるの端から光る滴が見えていますが、
それが男性のものから射精されたものか、
交換した唾液なのかはよく分かりません。
写真④ 朝方の柔らかい光線の中で撮られた綺麗な写真です。
真上からのアングルですが、
女性の白い肌と若い男性の逞しい身体が重なり合って素敵だと思いました。
くちづけをしているのでしょう、彼女の顔は男性の頭で見えません。
女性の両足は大きく開かれその間に入っている彼の腰に絡んでいます。
両手も背中に回されていてふたりがしっかりと繋がっている様子がわかります。
射精はもう済んだ後だったのかもしれません。
恋人たちの交歓の美しさをうっとりと感じる作品のはずでした。
もし モデルがわたしと彼でなければ。
写真⑤ 獣の姿勢で繋がっている下半身の様子を上から撮っています。
ちょうどが腰を引いたときのショットでしょうか、女性のものから彼の太いものが
半分ほど抜けているのが見えます。
彼女のものが彼に引きずられ、内側の一部が一緒に外に出てきているのが
見えています。
彼のものに白い液の絡みが見えるところから、
射精が終わった後なのかもしれません。
写真⑥ 同じく獣の姿勢ですが、ふたりの全身を逆光気味で真横から撮ってあり、
からだの縁に綺麗な光の筋が出来ています。
後ろからしっかりと挿入されているらしい女性は、おとがいを仰け反らせ
その悦びの声が聞こえてきそうです。
男性の左手が伸ばされ たわわな乳房を少し乱暴に揉んでいる様子で、
指の間には尖ったやや大き目の乳首が見られます。綺麗な写真だと思いました。
この女性が、わたしでなければのお話ですが。
わたしは周りを見回すと、ゆっくりと右手を下着の中に滑り込ませました。
予想していたようにわたしのからだはその潤いに耐えきれず、
少しだけ左右に開いた口からにじみ出た愛液を滴らせていました。
五枚目の写真を見ながらいつものように慣れた動きを始めます。
からだの芯に悦びが走り抜け、恥ずかしいほど濡れたわたしのものからは、
舐めるような音が聞こえてきたのでした。
呼吸が荒くなって、その時が近づいているのが分かりました。
それから逃れるように左右に髪を振りましたがそれも虚しく、
本当は待っていた時が来たのです。
「ああ Y先生 だめ。 ああ 許して いっちゃう。Y先生 いっちゃう。」
そう 思わず口走ったY先生の名前と、目に浮かんだ先生のウインクにつられるようにして、
更に深い悦びの瞬間を、わたしは迎えたのでした。