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「桃色日記」 その7 晩秋

2009.06.06 (Sat)

職員室の受話器を置いてため息をつくと同時に、潤い始めたことに気がつきました。
「写真 又 撮りたくて。今週末例の別荘でどうですか。いいようなら、連絡下さい。」
Y先生の上品な声を聞いたとたん、からだが準備を始めていたのです。
お手洗いに行かなければならないほど、濡れてしまった自分に呆れてしまいました。
連絡しなければ済むことなのに、きっとお会いすることになるのでしょうね。

思い出すだけで滴るほど濡れてしまう正直なからだの要求に負けて、
わたしは約束の場所に立っていました。そして、時間前に来たランドローバー乗せられたのです。
時折膝に置かれた先生の手が微妙な動きをするのを意識しながらも、
何かに憑かれたように言いなりになったわたしは、
ほどなく、人気のない晩秋の中の別荘に到着しました。

約束通り、昨夜から下着は着けませんでした。
あくまでも、人生の中でもっとも美しい時期である裸体の写真を撮られることが、
自分を納得させるここに来た理由だったからです。
「光があるうちに、外での撮影をしましょう。準備はできてると思うから。」
広い温室型のベランダでは、既にわたしと他人ではないあの青年が、
今し方 撮影の準備を済ませたところのようでした。

「胸を見せてくれますか。」
先生の事務的な口調に、出来るだけわたしも冷静に応じ、ブラウスを取り椅子に座りました。
自分でも素敵だと思う、たわわな乳房がゆったりと出て来ました。
「光が弱いから少しメイクしますよ。」
そう言って、ドレッサーからパレットを持ってきてた先生は、
太めの筆先で薄桃色の色を選ぶと、わたしの乳首をそっとなぞり始めました。
背筋を走る快感に思わず出そうになった声をこらえました。
けれど、せっかく我慢したのに、乳首は正直に膨らみ始めたのです。
「素敵だね。ほら こんなに堅くなって。綺麗な色になったよ。」
そう 先生が言い終わる前に、わたしの口からは甘い声が漏れていたのです。
胸の全体を見回した先生は、左の乳房を掬い上げるように一度二度揉みあげると、
「じゃ。下もお願いします。」
と後ろを向きながら言いました。

生まれたままの姿どころか開かれた恥ずかしい部分さえ、前回もう充分に見られているのに、
始めてのように勇気が必要でした。
「足をMの字に開いて。奥が見えるように。」日頃ならあり得ないポーズにも、
麻痺したわたしのからだは従順に従ったのでした。

足を上げてからだを開きました。既に濡れていた部分に冷気が当たるのが分かります。
「こちらを向いて。レンズを見て。」
堪えられなくて、横を向いてしまった顔の方向を直されました。先生の手にあるカメラのレンズが
わたしの一番恥ずかしい部分を狙い、シャッターの音が続きます。
「綺麗だ。指で開いてみて。」
人差し指と中指を使って、両側からそっと開くと、その量に耐えかねた愛液が
つうっ としたたり流れ、、うしろの部分を伝い、椅子のマットに達したことが分かります。
先生はカメラを置くと、もう一度、「綺麗だ。」と つぶやくと、
そっと わたしの部分にくちびるを寄せたのでした。

猫が水を飲むときのような音が聞こえ、同時に最も敏感な部分に覆い被さった先生の舌が
揉むようにそれを舐め始めたのです。堪えられる限界を越えたわたしは甘い声を出し続けながら、
両手で先生の頭ををおんなの部分に押しつけていました。

僅かの間に二度悦びの声を挙げ呆然としているわたしに、
「最近は調子が良くてね。ほらっ これですよ。」
と言って、立ち上がった先生の股間には、前回わたしが髪を振り乱して愛しても
思い通りにならなかったものが、お腹に付くほど堅く、おへそを越えるほど大きくなって
迫っていたのです。
「この間は寂しい思いをさせましたね。今回はこれとあいつので、
満足できるよう愛してあげますから、楽しんで下さいね。」
そう言うと裸のわたしの腕を取って、ベランダに連れ出したのでした。

暖かい温室タイプのベランダに準備してある、長いすに仰向けに寝転がった先生は、
見にくいほどそそり立った自分のものをしごきながら、手招きしました。
先生のものから目を逸らすことのできないままのわたしは、誘われままに先生のからだに跨ると
何も言われないのに、自分から上手に呑み込むように調整を始めたのでした。
先生のものに手を添え、自分の濡れて開き始めた部分に 
大きく膨れあがった熱いものの先を呑み込もうとした時、
先生はわたしの双の乳房をじっくりと揉み込みながら、
「目をそらさないで、私の目をしっかりと見ながら入れなさい。」
と言ったのです。

狂おしい感覚がからだを支配していました。
早く 早く からだの奥にこの逞しいものを埋め込んでもらいたくて、
わたしは言われた通り、それを根本まで受け入れて仰け反るまで、
先生の目を見つめていたのでした。

文字通り、先日の穴埋めを充分に果たした先生のものは、
同じ姿勢のままわたしに二度の悦びの声を挙げさせました。
始終下から揉まれ続けられた乳房は先生の手形が付くほど赤くなり、そして、
からだにその堅いままのものを受け入れたまま朦朧していたわたしの背中に、
それまで傍らでシャッターを切っていた、あの青年の身体が被さってきたのです。
「三人がひとつになれたら 素敵でしょうね。」後ろから響く甘い言葉の意味も分からぬまま、
うなじに熱い息と濡れた舌を感じていたわたしでしたが、
その言葉の終わらぬ間に、何の経験のないからだのうしろの部分を彼のものが突きだしたことで、
その恐ろしい企みに気づいたのです。

そのような愛され方があることは、無論知っていましたが、
それは、あくまでも友人からの話の中だけであり、
自分は生理的にそこには受け入れられないと思っていました。
しかし、青年が堅いものの先でわたしのうしろの窪みを見つけ、強い圧力をかけ始めたとき、
わたしはどうなってもいいと思いました。いえ。むしろ、彼が言ったように、
下と上から二人の男のひとのもので同時に犯され、同時に二人の多量の精液を浴びれば、
きっと想像できないような悦びを経験できる予感を感じたのでした。
「ああ お願いよ。どうなってもいいの。わたしを めちゃめちゃにして。」
そう叫ぶとわたしは先生の首にかじりつき、
すぐに経験させられるだろう、激しい痛みに備えたのです。

幸か不幸か。わたしのからだは守られました。
あまりに焦り興奮した青年は、先の一部をわたしに僅かに埋めたものの、
その瞬間動物のような唸りをあげて、精液の噴射をはじめたのです。
そして、その熱さとわずかな痛みに悲鳴を挙げたわたしを見て、
彼の挿入が完了したと思った先生も、腰を激しく突き上げると、
前回から待ちに待った、わたしのからだへの射精を成し遂げたのでした。

三人とも重なり合ったまま、それぞれの荒い息を聞いていました。
初めての愛のかたちは経験できませんでしたが、
苦しみながらも二人から同時に愛される時間が、
近いうちに訪れることをわたしは予感していたのです。



17:37  |  「桃色日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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