2ntブログ
03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月

「桃色日記」 その3 河豚

2009.06.06 (Sat)

主人の友人から、実家の料亭に河豚を食べに来てくださいとお誘いを受けたのは初冬の
ことでした。何度か家にも遊びに来られたことのあるNさん。まるでお相撲さんのような
ぶよぶよな体格ですが、頭が良く、話題が豊富で楽しい会話に時間を忘れるほどです。
今回は奥様もご一緒ということで、楽しみにしていました。

当日は美味しい河豚をいただきながら、とても楽しい宴になりました。
Nさんは相変わらずうんちくを披露して、わたしたちを驚かせましたし、
始めてお会いする奥様は着ものの似合う、細身のとても綺麗な方で、
コクのある深い味の鰭酒をお酌をしてもらったりして、主人も喜んでいる様子でした。

河豚酒に酔ってしまった私は、先に部屋に帰りました。
料亭の裏に小さなホテルが併設されています。もっとお話を聞いていたかったのですが、
おいしい口当たりに日頃より随分と飲み過ぎたみたい。

暫くまどろんでいたようでしたが、鍵の音でうっすらと目を醒ましました。
暗がりの中で服を脱いだ主人は、ベットに上がると、
わたしの着ているものを脱がせおんなの部分に顔を埋めてきました。
心地よいと疲労と酔いの中で、太ももを大きく開かれたわたしは、
主人の舌とくちびるの動きにむしろ積極的に応え、
それほど時間をかけずに二度悦びの声を挙げました。いつになく丁寧に探ってくれたからです。
おびただしい愛液を確認した主人は、更にわたしのおんなの部分を指で開くと、
固くなったものをあてがい体を被せてきたのです。

「あっ。いや。」と声を挙げていました。
わたしのからだを覆い隠すように抱きしめてきたのは、主人ではなく
暗がりの中でもNさんと分かりました。からだをよじって逃げようとしましたが、
すでに わたしは、Nさんのものを根本まで、しっかりとからだの奥に迎え入れていたのです。

耐えるような唸りを挙げて、Nさんはわたしのからだを味わい始めました。
時折二人の体毛が絡み合うような音が聞こえます。
Nさんのものは堅さは少し足りませんが、とにかく太くてわたしの中を埋め尽くすようにして
動いていました。不思議に重たくはありませんでしたが、
心ならずも主人の友人に好きなように犯されている異常さに混乱し、
早くも甘い声を聞かせ始めたわたしのくちびるに、
大きなくちびるで舐めるように吸い付いたNさんは、
長い舌でくちびるをこじ開け、粘りけの強い多量の唾液を流し込み始めたのです。
乳房も乱暴な力でいいように揉まれていました。
けれど、そんなNさんに、わたしの からだは 喜んで応えていたのです。

挿入から暫くの間 上になって動き続けたNさんでしたが、
それに耐えきれずに、とうとう悦びの声を挙げ始めたわたしのからだを楽々と持ち上げると、
自分の腰に跨らせました。
「ほら、見てご覧なさい。奥さんのあそこがぱっくりと開いて、
僕のものをくわえ込んでいるのが見えますよ。こうやって動くと ひくひく絞まりながら 
僕のを欲しがっている。ああ 奥さんのって なんて いやらしいだ。」
そんな 耳を塞ぎたくなるようなことを言い続けながら、
わたしたちの恥ずかしい部分を覗いていましたが、
目の前にあった乳首にしゃぶりつくと、下から大きな動きで突き上げ始めたのです。

「ああ Nさん すごいわ。もっと、もっとよ。強く 突いて たくさん ちょうだい。」
Nさんの太い首に腕を絡ませくちびるを求めたわたしは、
和式のトイレにかがむような格好で足裏をベッドにつき、
下からの突きに合わせ腰を上下にゆすりながら叫んでいたのです。
唾液と汗と二人の繋がっている部分から流れ出る体液が、ふたりのからだを濡らしていました。
恥ずかしい姿だったと思います。
けれど、からだの欲望を満たしてくれる男の人のものなら、誰のでも良かったわたしにとって、
Nさんの太いものは十二分にその役目を果たしてくれたのでした。

腰に跨らせたまま、下から突き上げるNさんの動きは延々と続きました。
三度悦びの声を上げて、うつろになってしまったわたしは、
からだの後ろのくぼみに、太い濡れた中指をねじ込まれ一瞬我に返りました。
けれど、そのいたずらを止めてもらうことはできませんでした。
それどころか、未経験のところに刺激を受けたわたしは、
鋭い声を上げNさんのものを、強く絞め上げていたのです。
「ああ しまる。こんなの始めてだ。ああ 出そうだ。このまま 中出し しますよ。」
そう言うと、大きな腰でわたしのものを更に広げ、うなり声を挙げて激しく
突き上げ始めたのです。
おびただしい量の精液が弾き出されてきました。
二弾・三弾と熱い固まりが、わたしの奥に当たるのが分かります。
そして、それに誘われるようにして、わたしは最後の悦びの声をあげさせられ、
朦朧となったのでした。

気怠さを感じながら目を覚ましました。
昨夜のことは悪い夢のようでしたが、わたしのものに指をあてると、
まぎれもない男の人のしるしが流れ出していました。
隣のベットでは主人がいつものように小さな寝息を立てて眠っています。
ナイトテーブルの上には部屋の鍵が。
主人しか持っていなかったはずのこの鍵を、どうしてMさんは持っていたのでしょうか。


17:33  |  「桃色日記」  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
PREV  | HOME |  NEXT